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07月31日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ時々曇り。
相変わらず湿度は高く、最高気温も36℃まで上がる予報です。
でも、うっかり空調服を着ないで出たので汗で全身びしょ濡れです💦💦💦
失敗しました・・・。
『FPの家 O邸』の現場写真をご覧ください。
2階壁に充填されたFPパネル
2階外気に接する壁に充填された『FPウレタン断熱パネル(以下、FPパネル)』を撮ってみました。
FPパネルは専用工場でつくられる、硬質ウレタンフォームの特質を最大限に活かした構造パネルです。
剛性と堅牢さを備えながら、高い断熱性能と気密性能を担保してくれます。
ご存じですか?
軟弱地盤対策として、地盤に硬質発泡ウレタン樹脂を注入し柱状の硬化体を形成する工法があります。
地盤改良と言えば、セメント系固化材を利用した工法や鋼管杭が有名ですよね・・・。
でも以下のようなメリットがあるので、ウレタン樹脂を利用した工法も利用されているんです。
①単位体積当たり重量が0.4kN/㎥と土やコンクリートに比べて非常に軽量であり、土圧軽減が計れる事。
②独立気泡構造で耐水性があり、強度変化がほぼ無い事。
③接着性に優れ、耐薬品性を有している事。
④小型発泡機を用いて現場発泡成形が行える為、省スペース・作業の省力化が図れる事。
ちなみに、硬質ウレタンの圧縮強度は4~6N/㎠(4.07~6.11t/㎡)。
まさに、硬質ウレタンの圧縮強度を利用した工法だと思います。
そもそも木造軸組工法は、接合部が柔構造になっているため外力による変形が大きいんです。
そこで阪神・淡路大震災以降、床下地や外壁下地に構造用面材を取付ける事で面構造にする事を推奨しました。
こうして出来上がった構造は外力による変形が小さいんです。
FPの家では、ここにFPパネルをプラスする事で、さらなる面剛性の向上を図っています。
木造軸組工法(在来工法)+面剛性+硬質ウレタンフォーム=FPの家
ここで間違い易いのは
FPの家=耐震性の高い建物
ではあるけど、必ずしも
木造軸組工法(在来工法)+面剛性+硬質ウレタンフォーム=耐震性の高い建物
ではない事。
例えば構造用面材で補強した木造軸組工法に、硬質ウレタンフォームを吹き付けた家があります。
いわゆる『現場発泡ウレタンの家』です。
これもれっきとした木造軸組工法(在来工法)+面剛性+硬質ウレタンフォームの家に該当しますが
FPの家と違い、硬質ウレタンフォームによる耐震性の向上は認められません。
ここで両者の違いを簡単に比較してみたいと思います。
FPウレタンパネルは、専用工場にて温度・湿度管理がしっかりと行き届いた中、四季の気候変化に合わせた原材料をブレンドしています。
また朝・昼・夜ごとに厳しく製品チェックを行い、ムラのない一定品質のパネル生産を行っています。
ちなみに、このウレタンパネルは決められた体積に対する原材料をコンピユーターで計算し、注入後圧力プレスを行い所定のサイズに成型します。
翻って現場発泡ウレタンは、工場ではなく現場にて生産されます。
ウレタン発泡の重要なポイントである温度・湿度管理に関しては、あくまでも施工者任せとなります。
原材料のブレンドを適切にコントロールする事もできません。
発泡量・発泡厚さも一定ではなく、表面に凹凸が発生します。
当然、性能・品質も曖昧なんです。
しかも工場生産に比べて、原材料は2/3程度しか使いません。
当然、圧縮強度も低いんです。
一番の違いは、透湿性かもしれません。
前者に比べて後者は密度が低いので、透湿性が明らかに高いんです。
場合によっては、別途気密施工を行う必要もあるでしょう!
そうそう、大きな違いがもう一点ありました。
前者は性能劣化がないので、パネルを留める釘を抜けば何度でも利用可能です。
リサイクルできるんです。
一方後者は、躯体にウレタンを吹き付けるので簡単に撤去する事が出来ません。
また解体時には、分別回収の必要があるため相当な費用がかかると思われます。
耐震性の向上に寄与する部分の説明をするつもりでしたが、ついつい脱線しちゃいました。
要は「現場発泡ウレタンはFPパネルに比べて原材料を2/3程度に抑えているので、密度が低く、圧縮強度も低いので」
耐震性の向上には寄与しないという事です。
なおFPパネルの耐震性は国交省により認定されています。
筋交いとしての強度が認められている訳です。
でも弊社では、これを耐力壁長には加えていません。
FPパネルの耐震性を『ゼロ』として許容応力度計算を行い、耐震等級3の強度を確認!
あくまでもFPパネルの耐震性は余力(イザという時の保険)にしているんです。
余力を加えれば、耐震等級1の1.75~2.00倍の耐力壁長になるのでさらに安心でしょ!
FPパネルの耐震性についての話は、ここまでとします。
久々に熱く語ってしまいました・・・。
柱と梁を緊結する柱頭金物を撮ってみました。
外気に接する壁に、こうした金物を取付ける必要があれば、写真のようにFPパネルに欠き込みを入れます。
大抵は外側に深さ45mm程度の四角い穴を開け、ここに金物を取付けます。
そして金物をしっかりと締めたら、発泡ウレタンを充填します。
この時のポイントは以下の通りです。
①発泡ウレタンのノズルを奥まで挿し込み、手前に引きながら充填する事。
②一度に充填する厚さは30mm程度にする事。
③30~60分程度で硬化するので、再充填は硬化後に行う事。
④空気中の水蒸気と反応して発泡するため、表面をテープ等で塞がない事。
⑤被着部の温度が低いと接着不良を起こすので、低温時には非着部を温める事。
FPパネルと言えども、現場発泡ウレタンを使わない訳ではありません。
これらをしっかりと守って施工したいと思います。
ちなみに切り込みの深さを45mm程度に抑える理由は、FPパネルの気密性を活かしたいからです。
現場発泡ウレタンの内側にFPパネルがあれば、現場発泡ウレタンの気密性が低くても問題ないでしょ?
写真は1度目の充填のため、この後2度目の充填を行います。
そして、出っ張った部分をFPパネルの外面に合わせて切削します。
最後にアルミテープを貼って完成です。

posted by AssetRed
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