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長い夏休みが終わりました。
でも明日・明後日は定休日なんですよね・・・。
なんとなく、ゴメンナサイ!と謝りたくなります。
さて本題です。
板橋区で工事中の『FPの家 O邸』の工事写真をご覧ください。
3階妻壁の施工状況(気密施工中)
先日張り終えたばかりのFPウレタン断熱パネル(以下、FPパネル)を撮ってみました。
正面に見えるのが外壁用パネル、その上の三角形が妻壁用パネル。
そして屋根垂木間に充填されているのが屋根用パネルです。
FPパネルは専用工場でつくられる完全受注生産品です。
だから妻壁のような三角形も製造可能です。
台形パネルだって可能なんです。
あくまでも現場で切ったり繋いだりしないのが本来の在り方ですから・・・。
今回は、少しだけFPパネルの事を書いてみたいと思います。
FPパネルの中に注入発泡された硬質ウレタンフォームは、断熱性能の他に気密性能も兼ね備えています。
そのため気密施工の際には、FPパネル間の繋ぎ目や躯体を含む木材との接合部に気密テープもしくは気密シートを貼ることになります。
FPパネル自体には、特に何もしなくて良いんです。
釘等を刺したり穴を明けた場合には、何らかの気密処理が必要になりますが・・・。
3階妻壁の施工状況(気密施工後)
そのため気密施工完了時には、写真のような状況となります。
銀色のテープが気密テープです。
全てFPパネルの外周部にのみ貼られているでしょ?
テープの下に所々貼られている小さなテープは、FPパネルの木枠部分から躯体に打たれた釘頭を塞ぐためのテープです。
このお宅の場合、3階が2階より6.0尺後退しているので、写真中央に縦に掛かる梁上には3階の壁パネルが充填されています。
写真にEXボードが写っているでしょ?
ボードは3階のFPパネルと躯体に留め付けられている訳です。
2階屋根垂木はEXボード越しに躯体に取付けられた垂木掛けに固定されています。
3階のFPパネルの室内側には同じような気密施工が施されていますが、EXボードとFPパネルの間を通って空気が出入りする事を防止するために、EXボードにも気密テープを貼るようにしています。
ここで気密層についても簡単に書いておきましょう。
気密層の役割は空気の出入りを少なくする事です。
その結果、以下の効果を得る事が出来ます。
①熱損失を小さくする。
②局所的な温度差を小さくする。
③換気経路を確立する。
隙間風を無くす事が出来るので、冬季にスースーしないとか、春先に埃が入って床がザラザラすることが無くなるのもうれしいですよね。
また空気とともに水蒸気の出入りを少なくする事が出来れば、通気層は防湿層を兼ねる事になります。
防湿層の役割は、もちろん壁内結露を防ぐ事となります。
上図のようにCO2・O2・N2などの空気分子はH2O(水分子)よりも大きいので防湿層を設ければ、気密層を兼ねる事が出来ると言った方が現実的なのかな・・・。
同じ硬質ウレタンでも、製作方法によりある違いが生まれます。
気泡が独立している硬質ウレタンフォーム
工場で温湿度や発泡時の圧力を一定にコントロールしてつくられる硬質ウレタンフォームは、上図のように気泡が独立しています。
そのため水蒸気が透過しにくく、透湿性の低くなります。
でも現場で発泡した硬質ウレタンフォームの中には、上図のように気泡同士が繋がってしまい連続気泡状態になったものもあります。
こんなフォームは水蒸気が透過しやすく、透湿性が高くなってしまうんです。
水蒸気が通るのであれば、当然空気も通るでしょ?
つまり後者のようなフォームは気密性・防湿性が低いので、別途防湿層・気密層が必要となる訳です。
どちらのフォームが使われているかによって、気密処理の方法が変わるんですよね・・・。
でもFPパネルなら大丈夫!
当然、前者に該当しますから。

posted by AssetRed
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