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板橋区で工事中の『FPの家 O邸』の工事写真をご覧ください。
先張りシート施工
1階に取付けられた樹脂サッシを撮ってみました。
エクセルシャノンの樹脂サッシの外側に防火シャッターを取付ける事で防火設備になっています。
サッシ下端には、もちろん先張りシートを施工!
これが弊社の標準施工です。
VKPテープ施工
先日の拙ブログで説明できなかったので、サッシ枠の内側に貼られたVKPテープ施工についても改めて書いておこうと思います。
上写真の黒い筋が、チラリと覗くVKPテープです。
VKPテープ
VKPテープはウルト社の販売する気密部材のひとつ。
写真のように、膨張性の高い発泡ウレタン系のテープなんです。
貼る時は薄いんですが、貼ってしばらくすると厚くなります。
VKPテープ施工のイメージ
これを上イラストのように躯体(弊社の場合は耐力面材)に貼り、その外側にサッシ枠を押し付ける事で、サッシ枠まわりからの漏気を防いでくれます。
性能評価機関による気密試験の様子
実際にウルト社が行った性能評価機関による気密性能試験の結果を見ても、VKPテープの気密性能向上効果は高いんですよね・・・。
ちなみに、この試験では
①樹脂サッシのみ
②樹脂サッシにVKPテープ施工
の2点について、それぞれの漏気量を比較しています。
漏気量の比較
結果は上グラフの通り!
①に比べて②の方がかなり漏気が少ない事がわかりました。
凄い結果でしょ!
但し弊社の場合には、この結果を受けて採用した訳ではありません。
その理由は、VKPテープを貼り付ける面にあったんです。
VKPテープ施工のイメージを見てもらうとわかるように、躯体とサッシ枠に挟まれるようにVKPテープは貼られているでしょ?
だから地震等の影響で建物が変形しても、VKPテープは常にサッシと躯体の間の隙間をフォローできるんです。
でも一般的なテープや発泡ウレタンの場合には、躯体の変形により接着部が剥離してしまい隙間が出来てしまいます。
またサッシが躯体から離れたとしても、膨張したVKPテープの厚さ以内であれば、隙間をフォロー可能でしょ!
この柔軟性を弊社は評価した訳です。
弊社のサッシ回りの気密施工
弊社のサッシ回りの気密施工を挙げてみました。(VKPテープ施工は未記載)
①サッシと躯体の間に設けた10mmの隙間に発泡ウレタン①を充填。
②サッシと発泡ウレタン、そして躯体をアルミテープで密閉。
③窓枠と躯体の間の隙間に発泡ウレタン②を充填
④発泡ウレタンと窓枠、そして躯体をアルミテープで密閉。
⑤最後に石膏ボードで押さえます。
これでサッシ回りの隙間は最小化出来る筈ですが、地震等で変形すれば隙間は拡がっても不思議ないでしょ?
これを担保するのがVKPテープなんです。
躯体とサッシ枠の間に充填された発泡ウレタン
写真では白い発泡ウレタンを充填していますが、普段はグレーの発泡ウレタンを充填しています。
前者は堅くなる発泡ウレタンですが、後者は硬化しても伸び縮みする発泡ウレタンなんです。
今回はグレーの発泡ウレタンが足りなくて一部白いモノを代用しましたが、グレーの発泡ウレタンであれば多少の動きにも追従できるでしょ?
発泡ウレタンの上に貼られたアルミテープ
硬化した発泡ウレタン①を平らに切削し、アルミテープで密封します。
弊社では、発泡ウレタン自体は気密部材と考えていません。
あくまでも断熱材だと考えているので、必ずアルミテープにて密封するのが当たり前です。
まだ発泡ウレタン②の充填&アルミテープ貼りを残していますが、これだけ念入りに気密処理をしておけば漏気を抑える事が出来る筈!
大地震が来ても、隙間が拡がる心配も少なくなります。
建物の隙間を通る空気の流れ
上イラストのように建物に隙間があると、暖められた室内の空気は上部の隙間から外に漏れてしまいます。
ちなみに冷たい空気は重く暖かい空気は軽いので、暖められた空気は上階の天井付近から逃げ、気圧の下がった下階では床付近から冷気が侵入します。
だから隙間の大きい建物では、暖房をかければかけるほど上下の温度差が大きくなる傾向にあります。
また従来の断熱性能の低い建物であれば、建物内外の温度差は大したことありません。
だって暖めた空気はどんどん逃げるし、断熱性能の低い壁・窓・天井からも熱が逃げちゃうでしょ!
でも断熱性能の高い建物であれば熱が逃げないので、建物内外の温度差は大きくなります。
内部結露のメカニズム
隙間から室内の暖かく湿った空気が漏れ、外気で冷たくなった部分に触れれば、結露も起こすでしょ?
これを内部結露と言いますが、隙間の多い建物では内部結露による躯体の劣化も激しいんです。
躯体が劣化すれば、新築当初の耐震性能を維持する事はできません。
耐震性能が低下すれば建物の変形量は大きくなります。
ますます隙間が拡がるでしょ!
悪循環ですよね。
だからこそ耐震性能をより高める事で建物の変形量を小さくする必要があるし、変形による隙間の増大を防ぐ必要もあるんです。
これが弊社が気密性確保にこだわる理由です。
まあ、気密性を高める事で省エネ性や快適性の向上が図れたり、機能する計画換気を実現出来たりもする訳ですが、この辺りの事は、別の機会にでも書きたいと思います。

posted by AssetRed
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