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FPの家 O邸の工事写真を、ご覧ください。
2階屋根
2階屋根を撮ってみました。
雨押さえ換気部材の取付を残して、ほぼ完了したディプロマット屋根が写っています。
あれ、雪止め金具は付けないの?
と思った方もいるのではないでしょうか?
雪止め金具は、屋根の軒先付近に取り付けられる金具です。
屋根に積もった雪が一度に落下すると、落ちた雪が歩行者や車だけでなく隣家へ被害を与える事になるでしょ?
また雨樋や自宅のカーポートなどに損傷を与える事もあります。
こんな事態を防ぐのが雪止め金具なんです。
雪止め金具の設置例①
弊社OB宅の屋根に設置された雪止め金具を撮った写真です。
この当時はコロニアル屋根を採用していたんですが、階や方位に関わらず全ての軒先に雪止め金具を設置していました。
また勾配が急な場合や面積が大きい場合には、2段・3段と設けた事もあります。
雪止め金具の設置例②
こちらはガルバ屋根に設置された雪止め金具です。
もちろん瓦屋根にも雪止め金具を設置する事があります。
但し瓦屋根の場合には、写真のような雪止め瓦を利用する事もあります。
金具って必要だから設置する訳ですが、ちょっと不格好でしょ!
雪止め瓦であれば、金具よりも気にならないかも・・・。
法的に雪止め金具&雪止め瓦の設置基準はありません。
でも雪が降り、落雪が起こった際に隣家や前面道路の通行者及び通行車両等に被害を及ぼした場合は当然なんらかの責任を負わなければなりません。
やるべき対策とは言いませんが、やった方が良かったと思われる対策を怠った事で他人に迷惑を掛けた訳ですから、雪という自然現象が原因とは言え、天災ではなく人災と判断される事もあり得るんです。
さりとて雪止め金具を設置するにはそれなりに費用も必要です。
設置はするけど最低限に留めよう!なんてケースも多いんですよね・・・。
また太陽光発電パネル(PV)を設置したために雪止め金具が取り付けられない場合もあります。
PVの表面ってツルツルしてるから雪が滑るんです。
でも雪止め金具を付けても、PVは屋根面よりも高いので効果が期待出来ません。
雪止め金具の上をスルーしちゃうんです。
雪止め金具の設置例③
だから、写真のような大型タイプを設置した事もあります。
メーカーでも、雪用金具なるモノを用意しているようですね・・・。
従来のものよりも爪が飛び出ているので多少は雪止め効果が期待できるかも?
もっと爪を大きくすれば良いんですが、影がPVに落ちると発電量に影響が出ちゃうのでNGなんだそうです。
大きいまた雪がいつまでも屋根の上に残っていると、発電量が減っちゃうでしょ?
そんな理由で設置を諦める事も多いんです。
雪止め金具の設置例④
弊社の施工例ですが、このくらい屋根が大きければ下の段のPVを諦めて雪止金具を設置する事も可能です。
数年に1度か2度降る雪のために雪止め金具を付けるなんて不条理な気もするけど、被害が発生した時の事を考えると仕方ないですよね・・・。
雪止め金具の必要性を書いて来ましたが、冒頭の質問に戻りたいと思います。
FPの家 O邸の屋根には雪止め金具を付けていないのか?という話です。
結論から言えば、まったく付けていません。
その理由は、屋根の表面仕上げにあります。
当該建物で採用している屋根材はディプロマット。
軽量でありながら、屋根の表面をセラミックコーティングされた石粒で覆うことでデザイン性はもとより、8層構造からなる高耐久性向上を実現した金属製の屋根材です。
この石粒が雪の滑りを抑え、雪止め金具の役割を果たしてくれるんです。
だから雪止め金具無しでも、表面の石粒の強い摩擦抵抗によって、屋根に積もった雪が屋根から大きく滑雪するのを防ぎます。
北海道工業大学で行われた落雪実験でも、その効果は実証されています。
凄いですよね。

posted by AssetRed
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