ブログを読んで電話しました!

時々、見ず知らずの方から電話やメールを戴きます。

「あなたのブログを読んで連絡しました。」

つい先日も、拙ブログを読んだ方から電話を戴きました。

「お昼時間に申し訳ありません。」

「レンジフードの排気管の不燃処理について、教えてください。」との事。

どうやら私が書いたセラカバーSの記事を読んだようです。

さっそく話を聴いてみると・・・。

排気ダクトと可燃物との距離は10cm以上離すこと。

ただし、次の条件においては10cm未満とすることができます。

①50mm以上の特定不燃材料で排気ダクトを被覆する。

②可燃性の部分を5mm以上の特定不燃材料で被覆し50mm以上離すこと。

これに対して弊社では、セラカバーSを排気管(スパイラル管)に巻いて対応しています。

セラカバーSは20㎜の厚さでロックウール(特定不燃材料)50㎜と同等以上の性能を発揮する厨房排気ダクト用防火材です。

こう書かれた拙ブログを読んでいるらしい・・・。

「ちなみに御社では外壁を何で仕上げていますか?」と質問を受けました。

外壁ですか?

弊社では、ほぼラス網の上にモルタルを塗り、その上をスイス漆喰で仕上げています。

「その仕上げだと、不燃材に当たりますよね?」

「はい、だからセラカバーを透湿防水シートの外面まで貫通させています。」

 参考納まり図

「外装材に可燃材を使う事はありませんか?」

「弊社では窯業系サイディングは採用しませんが、金属系サイディングを採用する事はたまにあります。」

「金属製サイディングは発泡系断熱材を裏打ちしているので、この部分が可燃材に当たる場合もあると思います。」

参考までに某メーカーの金属系サイディングの断面を挙げてみました。

この製品の場合、ガルバ鋼板にポリイソシアヌレートフォームを裏打ちしています。

硬質ウレタンフォーム等と違いポリイソシアヌレートフォームは不燃物ですから、弊社と同じように納めれば問題ありません。

でも仮に硬質ウレタンフォームを裏打ちしている製品であれば可燃物に当たりますので、納まりを工夫する必要があります。

例えば弊社と同じように納めた上で裏打ちを欠き取り、スパイラル管に接触しないようにすれば良いんです。

またセラカバーの先端をガルバ鋼板まで延ばすパターンも有りだと思います。

でも問題は、最近流行りの木製サイディングですよね。

不燃加工が施された製品であれば、弊社と同じ納まりでOK!

そうでない製品であれば、ダクト回りのみ不燃木材を張るというのはどうでしょうか?

外部フードの回りに不燃木材が張られているのがアクセントになるかも・・・。

木製サイディングを貫通したセラカバーの外側にGL鋼板等を貼り、防水処理を行った上で外部フードを取付ける手も有りだと思います。

木製サイディングを採用している皆様は、どんな対応をしているんだろう・・・。

俄かに知りたくなりました。

ちなみに電話をくれた方は、施工方法に困って電話してきたそうです。

設計者には「可燃材を貫通したセラカバーの小口から雨水が侵入するので、違う納まりにして欲しい。」と言われたそうです。

設計者なんだから、自分で考えれば良いのに・・・。

そう思いました。

参考として、弊社の施工方法を挙げておきます。

外装材が不燃物なので、今回のパターンには当てはまりませんが・・・。

 防水シートを貫通したレンジフード排気管

写真のようにセラカバーを透湿防水シートの外面まで出しています。

セラカバーの白い部分は繊維系断熱材と同じように空気を通しますから、このままでは漏気の発生源になってしまいす。

また撥水性は期待出来るものの防水性は期待出来ないので、当然ながら防水処理も必要となります。

 防水シートを貫通したレンジフード排気管

弊社では防水テープをスパイラル管と透湿防水シートに跨るように貼るようにしています。

 防水シートを貫通したレンジフード排気管

そして最後にウルトの気密防水シールを貼って完了!

でも、よく考えると防水テープも気密防水シールも可燃物なんですよね。

スパイラル管に貼ったらNG?

不燃性の防水テープに変えないとダメかな?

調べてみると難燃性のアルミブチルテープならあるようです。

まずは、これに変えた方が良さそうですね。

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