現場監督のウンチク!

熱伝導率という言葉を知っていますか?

物体の持つ熱の伝わり易さを表し、値の小さいものほど熱を通しにくい事になります。

見付面積が1㎡、厚さ1mの物体の両面の温度差が1℃の時、1時間あたりに伝わり逃げようとする熱量の事を指します。

例えば・・・

①住宅用グラスウール(16k)の場合は0.039W/mk

②住宅用ロックウールの場合は0.034W/mk

③ALCパネル(軽量気泡コンクリート)の場合は0.15W/mk

④木材(松)の場合は0.13W/mk

⑤硬質ウレタンフォーム(FPパネル)の場合は0.023W/mk

断熱性能の順に悪い方から並べると・・・

③→④→①→②→⑤となります。

部材の厚さを熱伝導率で割った値を熱抵抗と言い、値が大きいほど熱を通しにくい事になります。

断熱材の厚さ÷熱伝導率で熱の伝わり具合の比較ができる訳です。

①②③は厚さ100mmが一般的ですから0.1/0.039=2.56・0.1/0.034=2.94・0.1/0.15=0.66

④は柱の太さ105mmと考え、0.105/0.13=0.80

⑤はFP工法の場合厚さ105mmですから、0.105/0.023=4.56

よって⑤と①では1.78倍も違う事になります。

⑤の硬質ウレタンフォームと同等の断熱性能を得る為には

①の場合、厚さ178mm

②の場合、厚さ155mm

③の場合、厚さ690mm

④の場合、厚さ570mm

が必要となる訳です。

ちなみに厚さ50mmの押出しポリスチレンフォーム(1種)の場合は

0.05/0.040=1.25となります。

FPの家が硬質ウレタンフォームを使用する理由のひとつがここにあります。

固い話で申し訳ありませんでした。

次回もウレタンフォームの話を書く予定です。

 

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