土台敷き

 『FPの家 Y邸』

プレカット工場より、土台材が搬入されました。

ご存じの方も多いとは思いますが、プレカットとはプレ(予め)カット(加工)をする事。

現場で加工するのではなく、予め工場で加工したものを現場に搬入し、組み立てる事を云います。

昔の大工さんは、材木を購入した材木屋さんの下小屋を借りて

材木一本一本に墨付を行い、ノミやノコギリなどを使って加工しました。

構造図も無い事が多く、大工さんが経験に基づいて作成した伏図を見ながらの作業だったと聞きます。

今も昔も現場で加工する事は少なく、加工された部材を組み立てるのは同じなのに

わざわざプレカットなんて、勿体ぶった言い方することないのに・・・。なんて思います。

でも、構造計算を基にコンピューターで入力されたデーターを使用し、

全自動加工機が高い精度で加工してくれるから安心です。

加工された部材をプレカット材と呼ぶ事もあります。

プレカット材の仕口は、宮大工の加工形状を真似ています。

手加工と比べると、余分な切込みもなく、きれいで安心します。

弊社では、通常湿気や白蟻に強い米ヒバを土台に採用していますが

今回は、地域型住宅グリーン化事業の補助金(100万円)交付を受けるために

国産の檜(芯持ち材)を採用しました。

写真にバッチリ、年輪が写っています。

国産檜も米ヒバに負けない、湿気や白蟻に強い木材です。

芯持ち材であれば、なおさら安心です。

現場は、檜の良い香りが漂うちょっとした癒し空間に早変わりしました。

今日は、大工さんが2人で作業にあたります。

まずは、土台材をそれぞれ配置する位置に運びます。

土台の場合、プレカット材にはアンカーボルト穴が開いていません。

先日、基礎天端に書いた基礎墨に合わせて、土台を裏返しに置きます。

アンカーボルトの位置に印をつけます。

この印に合わせてドリルで穴を開けます。

もう一人の大工さんは、基礎の天端に基礎パッキンを敷き始めています。

この上に土台を置いていくわけですが、その前にもうひとつ作業があります。

土台裏への防蟻・防腐処理です。

建前が終わった翌日、専門業者による防蟻処理を行いますが、

土台裏は、土台敷きが終わってしまったら塗ることができません。

防蟻剤を塗布するタイミングは今しかないのです。

ヒバや檜だからとか、芯持ち材だからと言って防蟻処理を省略するのは大変危険です。

白蟻や木材腐朽菌対策のひとつ、基礎パッキンを採用していてもやっぱり不安です。

一本一本、丁寧に刷毛で塗っていきます。

 

防腐剤を塗布したら、土台を基礎パッキンの上に置いていきます。

継手を合わせている所を写真に収めました。

左側に写っているのは、FPコーポレーションから委託を受けたカメラマンです。

FPパネルの施工手順をカメラに収めて、営業に役立つ資料を作成していただけるようです。

土台を置いたら、ハイブリッド丸座で土台と基礎を緊結します。

鋼製束の据付及び接着剤の塗布も完了しました。

土台敷き、完了です。

大工さん、お疲れさまでした。

 

 

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  posted by t.arai

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