省エネで夏涼しく、冬暖かい理由

 

『FPの家 S邸』

資材搬入の都合で一部パネルを除き、FP壁パネルの施工がほぼ完了しています。

今回のお宅は天井断熱を採用しているため、妻壁への壁パネル取付はありません。

下の写真右上、壁パネルの上部に空が見えると思います。

この部分が妻壁です。

パネル施工が終わった2階

床パネルが搬入されるまでの間

構造金物取付の為に欠き込んだ部分への現場発泡ウレタンによる充填や

パネルと躯体のアルミテープによる気密処理を行っています。

HD金物の為に切欠きされたパネル

現場発泡ウレタンを充填されたパネル

ウレタンを現場発泡される様子は以下の通りです。

上の写真でウレタンを充填されているのは、座彫りといわれる

構造金物が出っ張らないよう開けられた穴です。

充填前はこんな感じでした。

充填が完了するとこんな感じになります。

他の構造金物による切欠き部も同様の処理が行われます。

HC金物による切欠き部

現場発泡ウレタンを充填されたパネル

パネルと柱、パネルを留めた釘頭にテープを貼った様子

パネルと柱、パネル同志にテープを貼った様子

上図は施工マニュアルからの抜粋です。

外気に接する構造金物は、熱橋になりやすいので丁寧な断熱・気密施工が求められます。

そもそも、FPパネルの中に注入発泡されている硬質ウレタンフォームは断熱材としての機能の他に

気密材としての機能を兼ね備えています。

従って、パネル間の継ぎ目および木材との接合部に気密テープ又は気密シートを貼る事で

建物の気密化を図ることが可能です。

これが、最近耳にする機会の多い現場発泡ウレタンによる断熱施工との一番大きな違いです。

現場発泡ウレタン(吹付け硬質ウレタンフォーム)を、充填断熱工法に用いる場合

壁内結露を防止する為には、

透湿防水シートもしくは防湿フィルムを気密材として施工しなければなりません。

また断熱性能を見ると、前者の熱伝導率が0.024W/(m・K)に対し

後者は0.034W/(m・K)となり、

105mm厚さの前者と同様の断熱性能を確保するためには、148mm以上の厚さが必要となります。

FPの家と現場発泡ウレタンの家

似ているようで違います。

その違いは今後もこの場を借りてご報告する予定です。

お楽しみに・・・

 

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 posted by t.arai 

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