排水配管で注意する事

『FPの家 Y邸』

外部給排水配管を先行して行いました。

 

毎度おなじみの塩ビ管(VU管)を部位・用途ごとに適宜太さを選んで配管しました。

汚水排水は100Φ、生活排水は75Φ、雨水は50Φが一般的で、合流させる場合は100Φにしています。

地面に見える丸い蓋が点検口となります。

排水管につまりが発生した際には、ここを開けて清掃する事が出来るため掃除口と言う場合もあります。

 

弊社の場合、耐圧盤の上に転がした配管をそのまま立上りに設けたスリーブから外に出しています。

外から見ると配管の立下がりが少し見えて恰好悪いのですが、メンテナンスを考えてこのような方法を選択しています。

(財)日本住宅・木材技術センターが発行している『木造住宅のための住宅性能表示』という本があります。

住宅性能表示制度とは平成11年6月23日に公布され、翌年4月1日から施行された『住宅の品質確保の促進等に関する法律』の中の大きな柱として定められました。

構造の劣化・火災時の安全・高齢者への配慮など、住宅の性能について評価し住宅取得者に対して住宅の性能に関する信頼性の高い情報を提供するしくみをいい、任意に活用する事が出来るようになっています。

この本はその制度のマニュアルとして、新築の木造軸組工法による一戸建住宅用につくられたものです。

この中の4.維持管理への配慮という章があります。

住宅の排水管・給水管・給湯管・ガス管の全面的な交換が必要となるまでの期間内に実施される点検・清掃・補修を維持管理といいます。

それらの水準を見てその等級を設定するための目安です。

 

上図は配管の方法の基準の中にある、イラストです。

排水管・給水管・給湯管・ガス管の4つの配管は、構造躯体(基礎・基礎杭・壁・柱・筋交い・床盤)に影響を及ぼさずに維持管理を行う必要があります。

基礎の立上りの貫通部を除き、コンクリート内に埋め込んではいけません。

配管を地面に露出したくない場合には、上図のようにピットを設けるか、さや管工法を採用する事になります。

排水配管の隣にあるのは、給水用のHIVP管です。凍結防止の為の断熱材が巻れています。

従来の建物のように30年足らずで壊れてしまう家と違い、長持ちする家の場合は水道配管・ガス配管のメンテナンスが容易に出来る必要があります。高い基礎高さや床下点検口の配置等、目立たないけど大切なこだわりが重要です。

この後の現場は、境界ブロック積みが行われる予定です。

  

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