地盤の強さ

『FPの家 I邸』

本日、地盤調査を行いました。

ご存知でしょうか?

日本の国土は、世界の中でも特に軟弱地盤が多いと言われています。

そもそも宅地として利用できる自然地盤は決して多くはありません。

それなのに、人口増加や核家族化に伴い土地はどんどん必要になります。

結局軟弱地盤にも人工的に手を加え、宅地として利用しているのが現状です。

こうした、そもそも住宅建築に適していない地盤に建てられた住宅に起こるトラブルのひとつに『不同沈下』があります。

不同沈下とは、家を建てた土地が軟弱地盤や埋立地等の場合に、地盤が家の重さに耐えられず不均等に沈下する事をいいます。

建物の四隅の沈下量に差が生じる不同沈下に対して、ほぼ同じ沈下量の場合は同沈下といいます。

同沈下の場合は、土地との高低差や水道配管等の不具合程度の問題で済みますが、不同沈下の修繕には建物価格と同じ位の費用がかかるケースもあります。

不同沈下が起こると、基礎や外壁に亀裂が入ります。

ドアや窓が開閉不良や開閉不能になってしまう事もあります。

傾いた家にそのまま暮らしていれば、めまいや肩こりなどの身体的支障をきたしたり、平衡器官のバランスが崩れ自律神経失調症に陥るなど、住む人の健康にも悪影響を与えます。

もちろん、資産価値だって著しく低下するでしょう。

転ばぬ先の杖があります。

スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)による地盤の調査を行う事で、先述のようなトラブルを回避する事が可能です。

SWS試験はJIS A122に定められた試験方法で戸建て住宅で最もよく使われています。

SWS試験はこんな感じで進めます。

先端にスクリューポイントを取り付けたロッドに、荷重を加えたり回転を加えます。

ロッドの沈み方により、地盤の軟硬・締り具合を判断します。

地表面から25cmごとに細かく計測し、得られたデーターや地形や近隣データー・土質構成・地下水位・周辺建物や道路状態等を総合的に判断して、地盤解析を行います。

こうして得られたデーターを利用して地盤リスクの検討・基礎の安全性等を確認します。

本日の試験内容をまとめた『地盤調査報告書』が数日後に手元に届きます。

この中にある『地盤判定結果報告書』を見れば、予定している基礎設計が妥当であるかどうかの判断が出来ます。

もし妥当でなければ、その対策も提案してくれます。

安心して暮らせるマイホームを建てるためには、地盤の専門家による地盤診断は必須です。

試験中の様子を見ている限り、今回は地盤補強の必要はないと思われます。

正式には報告書を待つしかありませんが、近隣データーが示す通り比較的良好な地盤のようですね。

  

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