低汚染?

外部塗装の塗り替えを行っている現場の話です。

作業もいよいよ大詰めを迎えようとしています。

 

雨樋や破風板の塗装も終わりました。

屋根の塗装も終わっています。

今回はお客様のたっての希望で、薄いベージュ色になりました。

遮熱塗料プラス遮熱効果の高い白色系ですから、夏の日射による暑さはかなり緩和されると思います。

門扉に付けられたポストも塗り替えられています。

どうやら、塗装屋さんのサービス工事みたいですね。

 

 

外壁には『セラMレタン』という塗料が塗られました。

パンフレットを見ると、『低汚染形セラミック変性ターペン可溶ウレタン樹脂塗料』とあります。

なんだかよくわからない塗料ですよね。

その特長を少し説明したいと思います。

低汚染形・・・

最近良く耳にする言葉です。

ほとんどの低汚染塗料は塗膜の「親水性」によるセルフクリーニングを特徴としています。

この『親水性』っていったい何なんでしょうか。

漢字の意味をそのまま受け取れば『水に親しい』となります。

では、水に親しいとはどういうことなのでしょうか。

溶けやすいとも解釈できますが、塗膜が水に溶けてしまっては困りますよね?

ご心配いりません、そんな低汚染塗料はありませんから。

親水性の物質は大抵の場合、水に溶けやすい性質を持っています。

ただし、水に溶けない不溶性の親水性物質も存在します。

これを応用したものが低汚染塗料というわけです。

低汚染塗料で塗り替えられた外壁は汚れよりも親水性が高いため、汚れと塗膜の間に雨水が入り込みます。

汚れが外壁に付着していてもその間に雨水が入ってくるため、汚れを浮かしてしまうのです。

結果、汚れは雨で流れ落ちてしまうことになります。

セラミック変性・・・

こちらも、塗り替え工事で多く使われている塗料です。
石・セメントやセラミックの成分の一つである無機化合物のシリカ(二酸化ケイ素)の極めて微細な粉末が、
有機樹脂塗膜の表面にくるように配合されているものです。


塗膜表面が低帯電性になるとともに親水性になり、雨で濡れる部分は汚れが落ちやすくなります。

ターペン可溶ウレタン樹脂塗料・・・

『ターペン』は天然樹木からとれるオイル(テルペン油)から変化した言葉です。

昔は、このテルペン油がペンキのうすめ液として使われていました。
現在、ターペンは石油の精製から造られています。

組成は石油系炭化水素が主成分で、灯油に近い組成です。

ミネラルターペン・ミネラルスピリット・塗料用シンナーとも称されます。
ラッカーシンナーに代表される強溶剤に比べて、刺激臭が少なく、また溶解力が低いため旧塗膜への影響が少ないのが特長です。

これを希釈材として使ったNADウレタン樹脂塗料という訳ですね。

なるほど・・・。

既存の建物は油性塗料・フタル酸樹脂塗料・アクリル樹脂塗料など、様々な塗料で塗られています。

これらの旧塗膜にリフティング現象を起こす事無く、塗り替えられる塗料のようです。

リフティング現象・・・。

またわからない単語が出てきました。

写真のように、上塗りする塗料の中の溶剤が旧塗膜を溶かしてしまい、シワや縮みが生じる現象を言うようですね。

ここでターペンの低い溶解性が役に立つようです。

私自身、このような現象を見た事はありません・・・。でも、新築・リフォームを通して良くある現象らしいですよ。

2液硬化反応により、高い耐候性・耐薬品性・耐久性を発揮するそうです。

弱溶剤で希釈するタイプですから、作業性に優れ安全です。(という事は安価に出来るという事ですよね?)

防カビ・防藻性を有しています。

要するに、かびや藻に強く、雨が降るたびに汚れが落ちる『セルフクリーニング性』を持ち、安全で作業性の高い塗料のようです。

実は・・・

弊社の看板を取り付けている白い壁に塗られているのが、この塗料です。

 

気になる雨染みも出ていません。

毎日排気ガスを浴びている割には、キレイだと思います。

ということで、

外壁の塗り替えには、低汚染形親水塗料をお勧めします。

外部塗装の塗り替えについては、ここまでとします。

室内では、古いエアコンの撤去作業が始まりました。

 

壁付タイプの室内機を外したり

天井付タイプの室内機も外します。

天井裏の埃が落ちないように、ポリマスカーを使って養生もしました。

既存のエアコンは、室内で配管を分岐するタイプのマルチエアコンでした。

よって、天井内の分岐チャンバーも撤去します。

新しいエアコンを取り付け、壁に空いた穴を塞ぎ、そこにクロスを貼れば完了です。

外部の足場は、エアコン配管の完了を待って撤去します。

工事完了まで、後3日ほどでしょうか。

なんとか、梅雨入り前に工事を完了させる事が出来そうです。

 

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