上棟飾り

『FPの家 H邸』

解体工事、順調に進んでいます。

断熱材も剥ぎ取られ、構造体や外壁下地が見られるようになりました。

剥がした断熱材の写真です。

真っ黒く煤けた物の中に、きれいな物も確認できます。

でも大概の物は叩くと埃が舞い上がるほど真っ黒です。

落として石膏ボードで足の踏み場もない中、階段を上がってみました。

棟木に『上棟飾り』が括りつけてあります。

上棟式を挙げた時に、棟梁が括りつけたのでしょう。

ご存知の方も多いとは思いますが、上棟式とは建築工事の途中で行う儀式です。

工法にもよりますが、木造軸組では棟木を棟に上げる時に行います。

ちなみに鉄骨造では鉄骨工事が完了した時、鉄筋コンクリート造では躯体コンクリートの打ち込みが終了したころに行います。

写真のような『魔よけのための幣束(へいそく)』を最近は『上棟飾り』と呼んでいます。

これを鬼門に向けて立て、四隅の柱に酒や塩、米などをまき、天地四方の神を拝みます。

地域によっては、餅やお金(硬貨)をまくところもあります。

同時に棟札に上棟年月日・建築主などを書き、棟梁が一番高い棟木に取り付けます。

本来は、棟梁自身が建物が完成するまで、災いが起こらないように祈願するものでした。

でも現在では、建主が工事関係者に気持ちよく仕事を進めてもらうためのもてなしの意味が強くなっているとも言われています。

長い間この家の安全を守ってくれていた『上棟飾り』です。

お疲れさまでした。

こうした上棟飾りを、むげに捨てる訳にはいきません。

きちんと取り外して、施主にお渡ししたいと思います。

 

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