壊してみないと解らない事もあります・・・。

『寒い家 改修工事』

工事開始から3日目の今日は、エアコンの取り外し及びユニットバスの解体・撤去を行っています。

決して狭い現場ではないのですが、家具や荷物をどかしたり、避けたりしながら作業をしていると撮影すらままなりません。作業の邪魔にならないように、遠慮しがちに撮影しています。

 

ユニットバスの壁と天井を撤去した後の写真です。

この2枚しか撮影出来ませんでした。

壁は、EPSをALCに直接固定してありました。又鉄骨部分にはロックウールが被せてあります。

鉄骨梁には断熱被覆をしているのに、それを受けている鉄骨柱には断熱被覆がしていないなんて、あまりにもナンセンス!

当時の施工者は『熱橋』というものを知らなかったんでしょうか?

浴室周りの断熱については、明日の写真を見ながら考えたいと思います。

撤去した浴槽です。カビがこびりついていました。洗えない所だから仕方ないと思いますが・・・。

現場に到着して早々、空調屋さんから報告を受けました。

わかりにくい写真で申し訳ありません。

エアコンのドレン管隠蔽部の写真です。

エアコンから出る結露水を建物外に排出する為の管ですが、2本設けてありました。

1本はエアコンから出ていて、床から1メートルほどの高さでALC板を貫通して外に出ています。

もう一本は床から30センチ位の所でALC板を貫通して出ていますが、その先は何にも繋がっていません。

つまり、室内外をつなぐ通気管になっていた訳です。

どうやら、予め設けていたドレン管が何らかの理由で使えなくなってしまい、後から新しい管を追加したと思われます。

その際に使えなくなった管を撤去すればいいものを、そのままにしておいたようですね。

もちろん、スリムダクトで隠してありましたから、こんな事になっているなんて職人さんしか知らないのかも・・・。

 

また、例の穴がありました。

ALC板と薄い断熱材の間の空気を外気と繋げる為と思われる穴です。

 

サーモ画像を見れば、当然熱が漏れているのがわかります。

前回のブログで書きましたが、厚さ30ミリのEPSがこの家の熱環境を守る鎧です。

写真の木でつくられた桟の間に、それが嵌め込まれていました。

あまりにも脆弱な鎧だと思いませんか?

外張断熱の家だって、厚さ50ミリのEPSを使っているんですから。

最近の外張り断熱の家の中には、柱の間に100mmのグラスウールを付加しているケースも増えているようですよ。

50mmのEPSだけでは、冬の寒さを凌げない事が判って来たからだと思います。

ALC板にだって多少の断熱性能が期待出来るのに、この穴の存在によって全く意味のないものになっています。

そうそう、横胴縁の間に青いテープが縦にあのが判るでしょうか?

どうやら、断熱材受けのようですね。

よく段ボールの梱包に使うPPバンドを桟木の裏からホッチキス留めしてあります。

これがあれば、断熱材が奥に入る事を防ぐ事ができます。

安くてちょうどいい断熱材受けですね。いいアイデアだと思いました。

低断熱・低気密であった為に、隙間風や壁・天井からの冷たい放射熱で寒い思いをしていたN様・T様。

さぞや寒かったと思います。これでは、ほぼ外気と変わりません。

床の断熱仕様はまだわかりませんが、どうせたいした事はしていないと思います。

以前はSハウスの家に住んでいたというN様・T様は、以前の家の方がまだマシだったと仰っていました。

安心してください。工事が終われば、かなり快適になると思いますよ。

まだまだ解体工事は続きます。

どんなトンデモ施工が出てくるのか・・・。

引き続き、ご紹介したいと思います。

お楽しみに・・・。

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