レンジフードの限界

こんな話はいかがでしょうか。

炊事にカマドなどを使っていた昔の住まいは、室内とは別の場所に設けられた『土間』がキッチンの役割を果たしていました。

改めて考えてみると、これとても合理的な発想です。

炊事に付き物の熱や煙(汚染された空気)は、建物全体に悪影響を及ぼす要因となります。

しかし半屋外空間となる土間は、天井も他の部屋より高く、建物上部から直接熱気を排出する構造を持っていました。

まさに温度差や高低差を利用した自然換気の発想です。

ひるがえって現代のキツチンは部屋の中。

ともすれば『アイランド型』などともてはやされ、部屋の中央に居座る事もあります。

しかも冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・トースター・電気ポットなど、熱や湿気を出す機器は増える一方です。

この熱や湿気は一体どこに行くのでしょうか?

最近のキッチンには『レンジフードファン』がコンロを覆うように取り付けられています。

調理のそばから汚れた空気を吸ってくれる便利な換気扇。

非常に効率的な換気装置のようですが、実はそうではありません。

レンジフードには『捕集効率』という数値があります。

汚れた空気をどれだけ集められるかを表した数値です。

一般的なレンジフードで60%程度となります。

ということは、残りの40%は部屋の中へ漏れ出している・・・。

漏れた空気は室内に熱や湿気・臭いをもたらします。

これを少しでも減らそうと思うなら、次の3つの方法を導入するしかありません。

①接近

火元とレンジフードの距離を出来るだけ近づけます。

ただし、消防法で80cm以下には近づけられない決まりになっています。

②風速アップ

吸引力は空気を吸い込む風速を上げると高まります。

油や煙の排気として理想的な風速は0.3~0.5m/s。

これを満たす機種を選ぶといいでしょう。

必要な換気風量は使用するコンロのサイズによって決まります。

③囲む

火元の周囲を囲めば空気の拡散防止になります。

周りが一切囲まれていないアイランド型は当然不利で、機器の風速を20%以上アップさせないと、片面に壁がある場合と同等の捕集率が見込めません。

なるほど・・・。

ちなみに弊社が標準的に採用しているレンジフードの捕集率は約60%となっていました。本当だ・・・。

弊社では、コンロ前及びコンロ横に壁を設けるケースが多くなっています。

アイルランド型はあまり採用していません。

でも、採用の際には注意しないとなりませんね。

エアコンのいらない家/山地弘幸 著/エクスナレッジ 刊 より抜粋させていただきました。

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