木材利用・木造建築は、地球環境にやさしい?

木造建築は他の構造よりも、建設・製造時の CO2 排出量が少なくて済みます。

住宅における建築工事に係るCO2排出量は、木造が鉄骨造(S 造)や鉄筋コ ンクリート造(RC 造)の6割程度。

建築工事に係る床面積当たりのCO2排出量推計値の構造別比較

建築工事の投入金額(生産者価格表)に、516部門別の環境負荷原単位(1995年値)を乗じて求めた、建築物の床面積あたりのCO2排出量

出典/「建物のLCA指針」、日本建築学会 p.158 (2006)

また建設・製造時のCO2排出量においては、建築資材の輸送距離も重要です。

たとえば国産の原木を使用すると、海外輸 入(ロシア)の原木を使用した場合の35%程度に抑えられることが分かります。

伐採した木を木材として利用すれば、炭素を固定しておくことができます。

図は、植林して50年後の1haのスギ造林地の幹材に固定されている炭素量が約140tであり、 それを伐採・製材して住宅などの部材として使用したとしても、その57%程度の約 80tは固定されたままで排出されないことを示しています。

樹木が吸収するCO2は、樹齢とともに増加するものの、ある樹齢で最大値をとり、その後は減少していきます。

図で、樹木が吸収できるCO2は7 〜 9 齢級で最大値をとり、その後は減少していくことが分かります。

こうしたことから、樹木は計画的に伐採し木材として利用していくことが、森林管理に加えてCO2削減の効果の面からも必要です。

鉄や石油などの埋蔵資源が掘り出して使用してしまえばなくなってしまう有限なものであるのに対し、木質資源(木材、材木)は伐採・使用しても、その後に新しい苗木を植えておけば、30~50年で再び材料やエネルギー源などの資源として使 えるように成長してくれます。

林野庁の資料によれば、平成19~25年にかけて樹木の蓄積に関する増加量の平均値は、国内で年間 5,000 万㎥(丸太換算)以上であり、国内での国産材受給量 2,500 万㎥を上回っています。

国産材は毎年の成長量の半分しか使われていません。

もったいないですよね。

 

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