おさらい2

仕事始め2日目、現場は未だ動いていません。

『FPの家 K邸』

昨日に引き続き、昨年ご報告できなかった事をおさらいしたいと思います。

まずは『断熱に関する基礎知識』を住宅省エネルギー技術 施工技術講習テキストより抜粋してみました。

日本の住宅は『夏を旨とすべし』(徒然草)と言われるように、古くは断熱材が使われていませんでした。

断熱材が使われるようになったのは、わずか40年ほど前から。

木造軸組構法に対する断熱材の施工は後になって採り入れられた訳ですから、そこにただ断熱材を施工しても、様々な問題があって当たり前ですよね。

例えば上イラストのように、壁や天井などの空間に無造作に断熱材を施工すると断熱欠損が生じたり、壁と床や天井などの取合い部に隙間が出来ることにより、壁内気流が発生し、断熱性能が十分に発揮されないことになります。

また、図中の印部分では断熱層や防湿層が切断されがちです。

このような状態では、断熱性能の低下だけではなく防露性の確保や躯体の気密性を高めることが難しくなります。

そしてその結果、以下のように快適性・構造躯体の耐久性を著しく損なうことになるんです。

①温度差の大きい居住空間

②間仕切壁内部の気流上昇

③表面結露や外壁内部結露・床下結露・小屋裏結露

④カビの発生や木材の腐朽

これらの問題を防ぎ、快適な住まいと長寿命の建物をつくる為には正しい断熱設計と施工が必要となります。

例えば床と壁の取り合い部、テキストにはこんなイラストが掲載されています。

図中において紫色になっている部材が『気流止め』を示しています。

上イラストは充填断熱工法の場合となります。

壁と床の取合い部は、床下からの冷気が壁の中に侵入し、繊維系断熱材の断熱性能を低下させたり、内部結露を発生させる原因となります。

気流止め施工には様々な方法がありますが、いづれにしても忘れてはいけない施工です。

FPの家であれば、こんな施工が一般的です。

FP床パネル(断熱パネル)を切り欠き、間仕切壁の下も丁寧に覆います。

柱や筋違の取合い部は大きめにパネルを切り欠き、そこに現場発泡ウレタンを充分充填します。

さらにウレタンを平らに切削し、その上に気密テープを丁寧に貼ります。

パネル同志も土台や大引の上で繫ぎ、気密テープで隙間を徹底的に塞ぎます。

壁と床の取合いも、隙間なく突きつけ、さらに気密テープで隙間を丁寧に塞ぎます。

床パネル・壁パネルとも充分な硬度があるため、気密テープを貼るのも簡単かつ確実です。

床下からの冷気をシャットアウト!

壁の中の上昇気流も無くなります。

FPの家の施工って、簡単なのに確実です。

間違いもありません。

 

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