通気層の入口

高断熱・高気密住宅にとって通気層工法は切っても切れない関係です。
壁内に侵入した室内空気に含まれる水蒸気をスムーズに排出するためには、透湿防水シートの外側に通気胴縁を縦に取付ける必要があります。
でも外壁材と透湿防水シートの間にある通気層は、時に不快昆虫や蝙蝠・ネズミなどの住処や通路になる場合があるそうです。
外壁合板を設けない場合は、断熱材に穴を穿ち建物内に侵入するネズミもいるとか・・・。
実際に見た訳ではありませんが、ネット等でこうした話題が少なからず存在するのは確かなようです。

弊社の場合、厚さ18mmの防腐胴縁もしくは厚さ15mmの通気金物を利用して通気層を確保しています。
写真は通気層の様子を撮ったもの。
銀色が透湿防水シート、緑色がかった縦材は厚さ18mmの防腐胴縁。
白い横材は土台水切り、そして黒い横材は『防虫ベンツ』です。
写真のような、細かい穴のたくさん開いた樹脂製の部材です。
ダンボールと同じような構造になっています。
発売を知り、すぐに採用を決めました。
それほど高くないし、施工も簡単です。
3つのピースで構成され、グレーの部分を剥ぐことで21mm・18mm・15mmの通気層に対応できるようになっています。
これを釘で留め付けるだけなんです。
イラストのように通気胴縁の下端に取付ける事で、通気層に不快昆虫・ネズミ・蝙蝠などの侵入を防いでくれる便利グッズなんです。
上イラストのように、透湿防水シートは下から上に張り上げます。
重ね部分はステップルで留めるのが一般的で、防水テープ等で貼り付けることはしません。
道路より高い敷地に建つ建物の場合、下から吹き上げる風が通気層に入り込みケースが時々あります。
透湿防水シートに沿って吹き上がる風は重ね部分でシートの裏側に入り込み、ブルブルという振動音を発生させる。
時々クレームとして上がる事例です。
防虫ベンツの採用は、こうした問題の対策にもなりそうですね。

 

 posted by Asset Red

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