床材の施工が始まりました。

大寒の日の練馬・板橋は寒かったの?

寒くなかったとは言えないけど、それほど寒かったとも思えません・・・。

そろそろ、寒さに慣れてきたのかもしれませんね。

大寒とは、『だいかん』と読む季節を表す言葉の一つです。

読んで字の如く、寒さが大きいと書くことから一年で最も寒い時期と言われています。

やっぱり寒いのかな?

『FPの家 K邸』

ようやく2・3階の床材施工が始まりました。

厚さ30mmの構造用合板の上に厚さ12.5mmの高比重石膏ボードと厚さ6.0mmの制振ゴムを敷き並べ、その上に厚さ18mmのアンティークオーク材を施工します。

接着剤は使用せず、フロアタッカーによる留め付けのみとなります。

(少しでも有機溶剤の揮発を少なくしたいと言う弊社の拘りです。)

そして床材同志の繋ぎ目には専用のパッキン材を挟み、床材同志がぴったりくっ付かないように施工します。

無垢のオーク材は湿度変化によって伸びたり縮んだりします。

ぴったりとくっ付けて施工すれば、伸びた時にフロアー同志が干渉し太鼓橋のように盛り上がってしまいます。

かと言って、隙間を開けすぎれば格好悪いですよね。

溝にゴミが入ったりもします。

だから必要最小限の隙間にしたい・・・。

通常、室内における人工乾燥材の平均的な平衡含水率はおよそ12%と言われています。

床材の含水率が10%、施工後の含水率が仮に12%だとすると、床材の伸びは以下の計算で予想することが可能です。

含水率の変化×使用する樹種の伸縮度係数×床材の巾≒床材の伸び(最大必要隙間)

含水率の変化は、10%→12%ですから2%となります。

使用する樹種の板目方向の伸縮度係数は

ナラ・・・0.00365

タモ・・・0.00274

メープル・・・0.00353

ですから、0.00365となります。

柾目方向であれば、この数値のおよそ半分になります。

板巾は150mm。

これらを先程の計算式に代入すると

2%×0.00365×150≒1.095

つまり、約1.0mmの隙間がないとNGと言う事です。

逆に2%乾燥すれば、約1.0mm隙間が空くことになります。

隙間を空けて貼るのも大変なんですよね。

合板フロアーであれば、こんな面倒なこと考えなくてもいいんですが・・・。

でも、10年後の事を考えるとやはり合板フロアーをお勧めする訳にはいきません。

洗面脱衣室の床は、裸足の足触りを考え阿波檜にしました。

もちろん、無垢板です。

そしてトイレの床は、セラミック材です。

清掃性を考えました。

でも養生板で見えませんね、すいません・・・。

床材の施工の前に天井のPB施工も完了しました。

写真は3階部分となります。

オレンジ色のシートは厚さ0.2mmの『防湿・気密シート』です。

継ぎ目とステップル部分にアルミテープを貼っています。

電気の線の周りやシートと躯体の廻りにも、アルミテープをしっかりと貼ります。

「テープが剥がれたりしないの?」

と聞かれることがあります。

大丈夫ですよ。

テープを貼る時は必ず下地を設けるようにして、しっかりと定着させるようにしています。

そしてその上に、木材もしくは石膏ボードを貼るのが弊社の決まりです。

だから、空気や日光による劣化も少ないんです。

厚さ15.0mmの強化石膏ボードを貼るとこんな感じになります。

当然、気密・断熱タイプの点検口を採用しました。

2階の場合は、12.5mmの石膏ボードの下に厚さ12.5mmの遮音石膏ボードを貼ります。

そして、石膏ボードの上には、厚さ50mmの吸音材を敷き込みました。

1階部分の排水配管の気密処理を撮ってみました。

こちらは給湯配管・ペアチューブ配管です。

この後、ウレタンを切削しアルミテープで気密処理を行います。

柱脚金物の気密処理も終わりです。

排水配管の防音処理も完了です。

FPの家は、外皮を厚い硬質ウレタンパネルで包んでいます。

気密・防湿施工を徹底的に行い、隙間が非常に少ないのが特長です。

その結果・・・。

外の音は聞こえにくいから、静かな生活を送ることができます。

そして、家の中の音が漏れることも少ないので近隣の迷惑にもなりません。

でも・・・。

外の音が入って来ない分、家の中の音が普通よりも気になってしまう。

上階の足音

水が流れる音

話声やテレビの声

そのための音対策が、

床の高比重石膏ボード&制振ゴム敷き

天井の遮音ボード増し貼り

吸音材施工

部屋単位で防音ドアの施工や、間仕切り壁の防音施工も行う場合もあります。

その様子は、またの機会とさせていただきます。

家族とはいえ、音のストレスは大きいですから・・・。

 

 posted by Asset Red

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