換気システムの施工が始まりました。

あっちに行ったり、こっちに行ったり。

朝からバタバタした1日になりました。

『FPの家 M邸』

いよいよ換気システムの施工が始まりました。

朝一番で換気部材の確認を行い、施工業者と配管ルートの確認を行いました。

今回採用したのは、日本住環境㈱の『ルフロ400』。

毎度お馴染みの『ダクト式第3種換気システム』です。

でも、いつものルフロ400とは少し違います。

カタログを見ると、製品名の前に赤い字で『NEW』と書かれていますね。

これが本体です。

従来のものよりも、少しだけ厚さが増し下端に黒いカバーがついています。

『ドレンキャップ』の採用で、本体内に水分が侵入しても排水が可能になったようです。

また、メンテナンスは以下の4アクション!

①電源を切る。

②蓋を外す。

③羽根下部のナットを外す。

④羽根を外して洗う。

作業が終われば、逆の順番で簡単に取付けが終わります。

メンテナンスを容易にする事で、年1回のお手入れを行って戴き、安定した換気量を維持してもらおうというのがマイナーチェンジの目的らしいですね。

第1種換気システムに比べて、清掃の有無が換気量の低下に結びつきにくい第3種換気システムですが、定期的なお手入れは確実に消費電力や空気質に違いとなって現れます。

「お手入れなんて必要ありませんよ。」

なんて説明していましたが、これからはきちんと説明しないといけませんね・・・。

換気本体を天井裏に設置、ダクト配管を始めました。

天井野縁もまだ組んでないし、ダクト固定もまだ途中の為ダラーンとして恰好悪いですね。

次回の写真では、もう少しシャキッとしたところをお見せしたいと思います。

東京ガスの施工店が来て、床下のガス配管を床に出していきました。

一般的な建物の場合、この状態で上に床を張り、キッチンセットを置いてしまう事が多いそうです。

建物が完成し換気システムが稼働すると、建物内の気圧は外よりも下がります。(負圧になるといいます。)

こうなると、配管廻りの隙間から床下の冷気が吸い込まれ、キッチンの足元は冷え冷えゾーンになる事もあるとか・・・。

でも、安心してください。

弊社では下イラストのような気密施工を行っています。

水道配管の施工例となりますが、ガス配管も基本は同じです。

①床パネル(断熱材)に管よりも一回り大きな穴を明け、そこに管を通します。

②管廻りにウレタンガンのノズルを奥まで突っ込み、下から上に少しづつ引き上げるようにしてウレタンを充填します。

③固化・発泡したら、またその上に充填します。

④これを2~3回行い、表面の盛り上がった部分を平らに切削します。

⑤管と床パネルにアルミ気密テープを丁寧に貼り、隙間のないようにします。

⑥パネル下部分のウレタンは切削せず、表面の『スキン層(固い層)』を残します。

⑦また、床パネル下側にはみ出したウレタンのスキン層にはアルミ気密テープは貼りません。ウレタン内部に侵入した水蒸気が逃げられるようにしておきます。

これだけやっておけば、床下の冷気を引っ張ることはありません。

壁廻り・サッシ廻りの気密施工もほぼ終わりました。

来週から天井下地に入ります。

電気配線も始まります。

壁パネルに電気配線を設ける場合は、写真のようにパネルを切り欠きます。

そしてこの中にコンセントボックスと電気配線を配置します。

コンセントボックスの欠き込みに開けられた穴、見えるでしょうか?

電気配線が壁を貫通する場合にこうした穴を明けます。

その際の注意点は以下のようになります。

①イラストのように、中から外に水勾配を取ります。

こうしておけば万が一雨水が侵入しても、勾配に従って外に水は排出されます。

②防水シート側の配線廻りにはシーリング剤(コーキング)を充填します。

③また室内側の配線廻りにはウレタンを充填します。

④ウレタンと配線の周りにアルミテープを貼り、気密を確保します。

⑤防水シートから配線が出る場合には、防水シートの上に防水テープを貼り止水処理を行います。

こうしておけば、電気配線からの空気や水蒸気・水の侵入を防ぐことができます。

こうした施工は、工場で製作される硬質ウレタンフォームだからこそ行える施工です。

現場発泡ウレタンや繊維系断熱材でこんな施工を行えば、気密・防湿施工にはなりません。

FPパネルを使う事で、簡単かつ正確に気密・防湿施工が行えるというのが『FPの家』の特長かもしれませんね。

電気配線および換気・空調配管が終わり次第、気密性能測定を行います。

 

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