浮づくりの床板

間違いなく、夜は雨になりそうです。

なんとなく憂鬱な今日の練馬・板橋は少し寒かったように感じます。

『FPの家 M邸』

いよいよ、床板施工が始まりました。

今回採用したのは、栃木産のスギを使った『浮づくりの床板』。

うづくりと読みます。

一般的なフローリングは表面を滑らかに仕上げますが、浮づくりの床は木の表面を丁寧にこすり年輪を浮き上がらせます。

浮づくりのフローリング、最近じわじわと人気を伸ばしているようですね。

年輪の凹凸をあえて際立たせることで、いくつかの特長が生まれます。

自然な凹凸が足のウラをやさしく、足裏のツボを心地良く刺激して血行を良くするため冷え症の方もご安心いただけます。

広葉樹と比べて軟らかく温かいため、冬でも素足の生活を楽しむことができます。

素足の歩行は扁平足予防にも効果的らしいですよ。

滑りにくくなり、こどもたちや高齢者の方にも安心です。

また凹凸が室内の光を拡散することで目に優しい空間をつくり、眼精疲労を和らげる効果もあるようです。

ペットの爪がひっかかりやすいことから、ペット用のフローリングとしても注目を集めているとか・・・。

ただし、傷がつきやすい床材であることに変わりはありません。

採用の際にはメリット・デメリットを良く考えましょう。

厚さ15mm×働き巾115mm×長さ3900mmの長尺サイズとなっています。

近くで見ると、こんな感じです。

床材と床材の間には、パッキンを詰めて一定の隙間を空けて貼っていきます。

無垢材は気候の変化による湿度変化で伸び縮みします。

ぴったりと貼ったフローリングが湿度変化で伸びてしまったら、困りますよね。

例えば、含水率が2%高くなった場合の国産杉フローリングの伸び縮みは以下の計算で求めることが出来ます。

含水率の変化×使用する樹種の伸縮度係数×板巾≒伸び縮み量

含水率は2%

国産杉の板目方向の伸縮度係数は0.20

板巾は125mm(働き巾+実の巾)

をそれぞれに代入してみます。

2%×0.20×125mm≒0.5mm

よって床材1枚当たりの伸縮量はおよそ0.5mmになる訳です。

だから、0.5mm以上のパッキン(プラスチック製下敷きをカットしたもの)を挟んでいます。

①床材を置き、実(さね)の雄部分を糊付タッカーで留める。

②1列貼り終えたら、パッキンを挿し込み、それを挟むように床材の実の雌部分を雄部分に入れる。

③床材の手前に当て木を置き、それを叩いて床材の実部分を押し込む。

④パッキンと床材がぴったりとくっついたら糊付タッカーで留め、パッキンを取り除く。

この時、パッキンは実の雄雌の間に挟まれて抜けにくくなっているんですよね。

ペンチで挟んでとらないと抜けない場合もあります。

この施工が地味に手間が掛かります。

大工さんに、コツコツと頑張ってもらいましょう。

ユニットバスの施工も完了しました。

外では、通気胴縁の施工を行っています。

胴縁と胴縁の間には、虫やネズミの侵入を防ぐ『防虫ベンツ』も取付ました。

土台水切の取付も完了です。

でも明日は雨なんですよね・・・。

 

 posted by Asset Red

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