遣り方を行いました。

今日の練馬・板橋は暑いですよー。

なんたって、夏日に迫る気温なんですから。

朝一番、『リフォーム T邸』の乗り込み立ち会いを行いました。

和室を洋室に改装したり

ついでに、寒くない家に断熱改修したり・・・。

以前に声を掛けて戴いて、外装のリフレッシュをお手伝いしたお宅です。

「相談したい事がある。」と電話があり、話を伺ってみると・・・。

「北海道に単身赴任していたんだよ。」

「あっちの家は暖かいねー。」

「外は寒いのに、家の中はポカポカ。」

「ウチもどうにかならないかねー。」

ついでに設備の更新なども、行う予定です。

工事の進捗についても、この場をか借りて時々ご報告させていただきます。

お楽しみに。

そして・・・。

『FPの家 Y邸』

その後、遣り方を行いました。

敷地には鋤取りの際にマークした『チョークライン』が残っています。

コレ、基礎の内側ラインです。

この線を目安にそこから60cmほど外側に大貫を配り、遣り方杭を配置します。

掛け矢と言われる大きな木槌で遣り方杭を真っ直ぐに打ち込みます。

敷地の中央には、オートレベルが据え付けられました。

上端についた窓の中では、クルクルと何かが回っています。

カメラを近づけて撮ってみました。

青い光が見えますね。

実はレーザー光線なんです。

クルクルと回りながら、地面と水平な光線を照射しているんです。

ある程度の距離なら、光は拡散しません。

だから、正確に高さを測ることができます。

今回のベンチマーク(BM)は、道路のマンホール蓋の中央です。

敷地の高さはこれより100mm高い設定になっています。

水貫天端を設計GL+600にするのであれば、BM+700の高さを遣り方杭にマークすれば良い訳です。

こんな風に受光部を杭に当て

受光部の窓に出る指示に従います。

写真では、黒い▲が見えています。

もう少し上にしないとなりません。

この間、「ピッピッピッ」という音が鳴っています。

「ピー」という音と共に、水平線の表示が出ました。

BM+700の位置になったという知らせです。

こうして全ての杭にマークをしたら、水貫の上端を合わせて留め付けます。

南と西に道路が面している敷地です。

道路の角には隅切りがあります。

建物が比較的道路に寄っている為、一旦水貫を道路に跳ねだすように設置しました。

あくまでも仮の処置です。

水貫の設置が終わったら、そこに建物の四隅の位置をマークします。

その時使うのが『カネピタ』と言う道具です。

写真のような赤い機械です。

先端から2枚のステンレステープが同じ長さ出るようになっています。

だからテープ先端を水貫に打ちつけたそれぞれの釘に引っ掛けて、機械先端を直交する水貫に当てれば、そのポイントと2つの釘を結ぶ線が2等辺三角形になります。

次にテープ先端の引っ掛かった釘はそのまま、反対側の水貫にもマークをつけます。

その両方を結んだ線と釘と釘を結ぶ線は常に直交しています。

この仕組みを使って基礎の矩(カネと読み、直角を指す言葉です。)をつくることが出来る機械という訳です。

捨てコンクリートを打ち、その上にトランシットを使って直角を出す方法もありますが、小規模な木造住宅の場合はこの方法が一般的だと思います。

小さくてわからないと思いますが、2本の釘にテープ先端を差し直交する水貫にマークしている様子を撮ってみました。

次に基準となるポイントからの距離を巻尺で計測し、水貫に四隅をマークします。

建物の四隅が決まったら、そこに釘を打ち付け水糸を張ります。

黄色いのが水糸です。

建物の中心線を示しています。

コーナーはこんな感じになります。

水糸の交点が建物の四隅の中心点を示します。

次に水糸の交点の対角寸法を巻尺を使い計測します。

両方の対角距離に相違があれば、矩が取れていない事になります。

問題ありませんでした。

次に、基礎の通りと基礎巾を水板にマークします。

こんな感じです。

中央の線が基礎の中心線、そしてそこから90mmずつ左右に離れた線が基礎の外側になります。

隅切り部分の水板はあくまでも仮設置です。

敷地内に斜めに取付けた水板に基礎の墨を転記しなければなりません。

この時に役立つのが水糸です。

写真のように真っ直ぐ延ばした水貫に水糸を貼り、斜めに取り付けた水板に糸の位置をマークすれば完了です。

貫の天端と側面に引かれた線、見えますでしょうか?

道路に張り出した部分を切って作業終了です。

これにて、今日の作業は終了です。

遣り方完了しました。

引き続き、根切り・鋤取り作業を行います。

皆さん、お疲れさまでした。

posted by Asset Red

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