構造用パネル

今日も蒸し暑い1日になりそうです。

昨日、家に帰って作業着を脱いでビックリしました。

黒いTシャツが塩で真っ白!

もう、そんなシーズンなんですね。

『FPの家 Y邸』

耐力面材を取付けています。

耐力面材?

なんて方も多いでしょう。

面材耐力壁を構成する面材=板

と言ってもわかりにくいですよね。

耐力壁は判ると思います。

写真のバッテンが耐力壁。

45×90の筋違と言われる木材を上下の柱と梁の交点に掛けて取付け、構造的に安定している三角形をつくります。

決められた構造金物を取付けることで構成される『地震に耐えるための壁』です。

こうした筋違の代わりに面材(板)を使った耐力壁が『面材耐力壁』であり、そうした場合に使う面材を『耐力面材』と言います。

主な面材は大きく分けると2種類です。

①構造用合板

松などの針葉樹を使った針葉樹合板と、ラワンを使った広葉樹を使った広葉樹合板があります。

②構造用パネル

MDFやOSB、インシュレーションボード・パーチクルボードなどの木質パネルを言います。

また、ダイライトやモイスといった非木質パネルを使う場合もあります。

弊社が以前まで使っていた『ノボパンSTPⅡ』はパーティクルボード。

そして現在使っている『ハイベストウッド』はMDF(中質繊維板)。

どちらも構造用パネルに当たります。

昨日のブログで『面白いパネル』です。

と書いてしまいました。

でも、これって思い違い・・・。

今や当たり前だったんです。

パネルに印刷されたラベルを撮ってみました。

株式会社ノダが製造・販売を行っています。

そして、こんな表示もあります。

ハイベストウッドは留め付ける際の釘の間隔が決められています。

外周部は100mmピッチ、中間部は200mmピッチです。

パネルに書かれた緑のラインが目安になっていて、この通りに釘を打てば問題ありません。

そして釘の種類によって壁倍率が決まります。

長さ50mmのN釘であれば2.5倍。

そして長さ65mmのCN釘であれば4.0倍になります。

これがN釘50mm。

そして、こちらがCN釘65mm。

色と頭に書かれた数字で、打った後でも種類や長さがわかるようになっています。

また、写真のようにちょうど良い深さに留め付けなければなりません。

打ち込み過ぎてもいけないし、打ち込みが足りなければ増し打ちの必要があります。

こんな表示があれば、便利ですよね。

だから面白い・・・。

と思ったんです。

でも良く見たら、構造用合板にも表示してありました。

針葉樹合板です。

写真のように、釘の種類と釘ピッチがちゃんと表示してあります。

ちがうのは、ラインによる表示が無いくらい・・・。

国交省の指導なんですかね?

張り上がりはこんな感じです。

弊社の場合、2階建て住宅であっても3階建て住宅と同じように『許容応力度計算』を実施して耐力壁の位置や壁倍率を検討しています。

同じハイベストウッドを張っていても、壁倍率4.0倍の所があれば2.5倍の所もあります。

それぞれの釘種を確認して、構造図に基づいた施工を行わなければなりません。

また、耐力壁としてカウントしない場合もあります。

所定の釘を所定の間隔で留めてしまえば、耐力壁になってしまいます。

そこで、弊社では釘の間隔を倍にしているんです。

外周部は200mmピッチ、中間部は400mmピッチです。

これが正しいのかどうかはわかりません。

確認検査会社の方に確認したところ、はっきりとした見解は示されませんでした。

釘ピッチを広くとった際の強度が明確になっていないから、というのが理由です。

それはわかるけど、では窓の上下はどうなの?

巾600未満のパネルはどうなの?

なんともはっきりしないんですよ。

パネルを張らなければいいんでしょうが、張っているところと分違いがでちゃうし・・・。

事務所の隅っこで現場用看板を見付けました。

以前に作った看板です。

勿体ないので、現場に貼ることにしました。

 

こんな感じです。

反響に繋がればいいんですけど・・・。

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