細々した事

今日の練馬・板橋は曇空、今にも雨粒が落ちて来そうです。

只今現場では外部作業実施中につき、少しでも降り出すのが遅くなることを願うばかりです。

『FPの家 Y邸』

慌ただしく働く外部業者を尻目に、大工さんはマイペースで作業を進めています。

今回も細々とした作業をご紹介します。

1階天井には、吸音材が敷き込まれました。

そして、石膏ボードが貼られています。

横から見ると、こんな感じです。

吸音材は、こんな感じです。

厚さ50mmのポリエステル繊維で出来た綿状のもので、グラスウールに似ているような似ていないような・・・。

だって触ってもチクチクしないし、袋にも入っていません。

(もちろん、チクチクしないグラスウールや袋に入っていないグラスウールもありますが・・・。)

ポリエステル(ポリエチレンテレフタート)は繊維化すると、布団綿やフリースなどの衣料に使われるそうです。

またシート化すれば卵パックやペットボトルに変身するとか・・・。

そもそも断熱材として使われているようですね。

熱伝導率は0.042W/m・Kといいますから、16Kのグラスウールよりも優れています。

でも弊社では、もっぱら吸音材として使っています。

ちなみにペットボトルをリサイクルした100%再生品なんだそうです。

特徴は

カビ・虫などに影響を受けにくい

吸湿性が低く、濡れても乾きやすい

優れた耐熱性・耐摩耗性・耐久性を持っている

焼却しても、水・炭酸ガスしかでない

などとなっています。

火に弱いイメージありますよね。

でもタバコの火を近づけても、接する部分が融けるだけなんだそうです。

硬質ウレタン同様に火を離せば、すぐに消えてしまいます。

これを自己消化性と言います。

また燃焼時にダイオキシンやシアン化ガスなどの有毒ガスの発生が無いのも、硬質ウレタンと同じですね。

そうそう、一番大事な吸音について書き忘れていました。

中・高音域の吸音に効果が高いため、住宅への使用に適しているようです。

防音と言えば吸音と遮音が基本ですが、どう違うんでしょうね?

吸音とは、その部屋で発生した音の反響を小さくすること。

そのために吸音材(音を吸い込む材料)を用います。

繊維系断熱材が一般的です。

遮音とは外部からの音を遮断したり、内部の音を外にもらさないようにすること。

その為に鉛やコンクリートのような質量の重たい材料を用います。

高気密住宅は外からの音の侵入を阻む反面、中の音を反響させることが多いので気をつけなければなりません。

先日ご紹介した制振ゴム同様、弊社の標準施工のひとつです。


先日の天井点検口に引き続き、床下収納庫についても書きたいと思います。

弊社の建てる住宅は、基本床断熱です。

よって床下点検口が必要となります。

ご入居後にメンテナンスの為に床下に潜ることもありますから。

当然、断熱・気密性を確保した製品を採用しています。

でも今回の場合は、床下収納庫を点検口として利用することにしました。

床材を養生するMDFの真ん中に見えるのが、点検口の化粧蓋です。

養生板を剥いで撮ってみました。

蓋自体はこんな感じになっています。

結構重量もあり、かなりしっかりとしています。

踏んで蓋が撓むようなことはありません。

この蓋で気密性を確保しています。

そして化粧蓋を開けると、断熱蓋が見えます。

少し面倒ではありますが、これを開けなければなりません。

ここでは、気密&断熱を確保しています。

これを開けると、ようやく収納スペースがありました。

収納庫を持ちあげれば、床下に侵入することが出来ます。

今のところ、床下に潜る作業が残っているため枠自体を固定していません。

でも全ての作業が終わったら、枠を12本のビスで留め付け、その上に化粧カバーを挿しこみます。

ご入居後に、床下に潜ろうとしてもすぐには入れない仕組みです。

床下に潜ろうなんて、めったにないですよね。

収納庫を外し、断熱枠と気密施工を撮ってみました。

結構、手間暇かかります。

よって費用もそれなりに掛かります。

床下収納庫の要望って、時々あるんですよね。

でも、蓋を2回開けなければならない事。

そして低い位置にあるため、荷物の出し入れ時に腰に負担が掛かる事。

など、良いことばかりでもないんですよね。

断熱境界の外に当たるため、冬は冷蔵庫のようなもの。

これはアピールできるかも・・・。

我が家でも妻の手前、念のため設置しました。

でも、まったく活用していません。

入居当初は、ホッピー&ビール置き場として活用していたんですよ。

でも、出し入れ面倒なんだもん・・・。

開けている時の蓋も邪魔だし・・・。


今度の日曜日に気密測定を行います。

良い数値が出ると良いんですけど・・・。

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