木造住宅の耐震改修

いゃーっ、暑いですね。

35℃超なんて久し振りだと思います。

『スケルトンリフォーム A邸』

只今、既存躯体の補強に取組中!

この建物、新耐震基準以降の建物なんですよね。

でも工事の内容を見ていると、明らかに旧耐震基準さえ満たしていない有様・・・。

検査済証なんて当然ありません。

4号建築物なので、設計者の仕様規定による構造の安全確認はされている筈なんですけど・・・。

スケルトン状態にする際、筋違は全て撤去しました。

30×90のいわゆる『3つ割り筋違』を『びんた伸ばし』で納めてありました。

これを45×90に変更し、端部を所定の筋違金物で納めます。

当然、配置のバランスを考えないといけません。

柱脚・柱頭に掛かる引抜荷重・圧縮荷重を求め、それに見合った接合金物の取付も必要です。

基礎の仕様も確認しました。

布基礎、鉄筋も入っています。

立上り巾は120mm、フーチングの巾は360mm。

追加する布基礎だって鉄筋入りです。

部分的にひび割れが認められます。

よって、基礎の補強も行いました。

土台と基礎の緊結も重要です。

アンカーボルトが異様なくらいに不足していました。

継手部分や仕口部分、土台の端部等の必要箇所にはM12を追加しました。

また引抜荷重が大きい箇所には、M16を追加しています。

火打材は使用せず、1・2階共厚さ24mmの構造用合板を張ります。

また接合部の構造金物は、新築同様としました。

保有耐力/必要耐力が1.0を超えれば、『一応倒壊しない』レベルになります。

1.5以上であれば、『倒壊しない』レベル。

なんとか1.5以上にしたいですよね。

既存建物の耐震改修って、本当に難しいと思います。

確認しなければなない事が山ほどあるんです・・・。

posted by Asset Red

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