私の後ろに・・・

私の後ろに立て掛けてあります。

弊社OB宅の補修工事に使う『桐板』です。

厚さ15mm×910×1820の5枚剥ぎ板(巾剥ぎ集成材)ですが、ほぼ無垢板といって良いと思います。

 

一般的な集成材が小さなブロック状の木を縦横に接合しているのに対し、剥ぎ材は、縦方向は1枚の細長い無垢板となっていて、それを横方向にだけ接合してつくられています。

1枚あたりの無垢板の巾は、100〜150mmぐらい。(今回の場合は120~220でした。)

ひとつひとつの木材も一般的な集成材よりも大きくなりますので、接合部が少なくなり、より無垢の一枚板に近い表情となります。

弊社では、これを押入床に使っています。

ところが・・・

ご入居後に木目に沿って割れが発生したんです。

無垢材だから仕方ない・・・。

でも、このままと言う訳にもいきません。

これを交換するための桐板となります。

ほのかに、脂っぽい香りが漂っています。

そういえば、明るい場所でマジマジと見る機会なんて無いですよね。

工事途中の現場は暗いし、すぐに養生材を被せてしまいます。

完成しても、マジマジと押入床を見ることなんてありません。

改めて触ってみると、肌触りが柔らかく、温かみを感じます。

完成した現場で実際に広葉材フロアーと踏み比べてみると、明らかに温もりが違うんですよね。

歩行感が軟らかいので、膝裏への負担も軽く疲労も少ないそうです。

当然、転倒安全性も高くなっています。

床材に使ってみたいんですが、とにかく傷が付きやすい・・・。

汚れだって、付着しやすいと思います。

塗装すれば、変わるかな?

試しに米糠油を塗ってみました。

下半分が米糠塗装をした部分です。

きれいな木目が出ていると思います。

多少の水分や汚れなら防ぐことが出来そうです。

傷を防ぐことは難しそうですね。

もっと塗膜の硬い塗料なら、良いのかな?

でもやっぱり・・・

天井材に使うのが、良いのかも知れません。

湿度の通過性や熱伝導率が極めて小さくなっています。

調湿効果も非常に高く、耐火性にも優れているそうです。

接着性も高いし、とにかく軽量です。

ウレタンやUV塗装をするのは、勿体ないと思います。

せっかくの機能も台無しです。

天井材に使った方が良さそうでしょ?

3尺角に裁断して、目透かし風に仕上げるのが良いかも?

ちなみに写真は、シナ合板による目透かし天井です。

これを桐板で仕上げれば、湿気対策・防火対策・熱環境の改善に効果が期待できる筈。

今度、お勧めしてみようかな?

どなたか、やってみませんか?

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