エコキュートの交換

築11年目の弊社OB宅のエコキュートを交換しました。

まだ早いなぁーとは、思いました。

普通は15年位で交換を考えるんですよね-。

でもお客様の意向ですから・・・。

370リットルタイプの角型を採用しています。

貯湯タンクと熱源機、コントローラーの構成です。

それぞれ単体の交換が出来ればいいのに・・・。

いつも思うんですよね。

でも大抵のメーカーは、単体で頼むと部品扱いでかなり割高になります。

保証の問題もあるし、ついついフルセットで交換しちゃうんですよね。

既存のエコキュートを撤去して、新しいエコキュートに交換する。

書くほど簡単な工事じゃないんです、コレが・・・。

ご存知の通り、エコキュートとは大気熱を自然冷媒である二酸化炭素に集めて、その熱によってお湯を沸かす機種の総称です。

CO2を冷媒として熱を作るヒートポンプユニットと、作られた熱で温めたお湯を貯蔵しておく貯湯タンクで構成されています。

正式には『自然冷媒ヒートポンプ給湯機』というらしい・・・。

エコキュートというネーミング自体は、日本の電力会社・給湯機メーカーが使用している愛称で、関西電力の登録商標なんだそうです。

知りませんでした・・・。

エコキュートが採用されている理由は以下通り。

①従来のヒートポンプと異なり、二酸化炭素を冷媒として採用。オゾン層破壊・温暖化ガス排出の抑制につながる。
②昼間よりも割安な夜間電力を使用。高効率なヒートポンプと組みあわせることで、ランニングコストを低減できる。
③大気熱を利用。お湯を沸かす効率は電気エネルギーのみの場合に比べて約3分の1の電力消費量で済む。

ようするに、『環境に優しく、しかも省エネ効果が高い』給湯機なんです。

でも、デメリットもあります。

とにかくデカいんです。

置き場に困るし、搬出入も大変です。

当然、交換費用も高くなります。

新築工事ならまだしも、リフォームとなれば猶更大変です。

そんな大変さの一部をご紹介したいと思います。

トラックで運ばれてきました。

基本、運転手が一人で来ます。

荷受け人は私です。

取り敢えず、運転手と二人で邪魔にならない場所に荷物を降ろしました。

工事日は大抵土曜日になります。

日曜日は職人さんが休みだし、平日はお客様の都合が悪い事が多いから。

でも、土日・祝祭日の配送はありません。

よって前日の荷受けになります。

荷受けの為だけに職人を呼ぶわけにはいかないし、担ぎ屋を呼ぶのも勿体ない!

以前は、土曜日に配達してもらいました。

配達前に既存エコキュートを撤去しておいて、運転手と設備業者の3人で設置場所まで運んでいたんです。

でも今は、前日に配送されたエコキュートを運ぶために応援を依頼しています。

つまり設備業者が3人掛かりで運ぶ訳です。

写真は、熱源機を運んでいる様子です。

ここは、割と搬入経路が広い方なので助かりました。

いつもはもっと狭いので、より大変なんです。

今まで活躍してくれていた貯湯タンクです。

そして、こちらが熱源機。

お疲れさまでした。

そしてこちらが新しいセットです。

撤去した後に、既存の配管を新しい配管に切替えています。

無事、据え付け完了。

既に、夕方になっています。

ほどなく電気業者が到着して、200V電源の接続を行いました。

これで、エコキュートの交換工事完了です。

ここからは、私の出番です。

そう、エコキュートの試運転&使用説明をしなければなりません。

試運転は、貯湯タンクの中の水を浴槽いっぱいに張らなければならないので、1時間程度かかります。

その間、説明を加えつつ、機器の様子を確認しつつ、割とちょこまか動き回ります。

試運転完了は、ほぼ6時でした。

結局、1日掛かりでした。

最後に注意事項です。

ちなみに、この日の入浴は昼間の電力で沸かしたお湯を使うので割高となります。

しかも、5時間後の11時頃にならないとお湯張りは出来ません。

工事中はお湯を使う事が出来ません。

水は大丈夫です。

前日の入浴後もお湯が使えません。

だって、エコキュートの電源を落として貰うようにしていますから。

そうしなければ、深夜電力を使って、いつも通りにお湯を沸かしてしまいます。

朝になれば、捨てられてしまうのに・・・。

タンク一杯のお湯を捨てる時間も惜しいんですよね。

という訳で、寒い時期の交換はお勧めできません。

いかがでしたか?

省エネで、環境にも優しいエコキュートですが、交換にはそれなりに苦労が伴います。

だから、タンクを分割して、搬入が楽に出来るタイプの開発を切に願います。

メーカーさん、よろしくお願いします。

 

posted by Asset Red 

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