タオル掛けの簡単修理

近所の方より電話を戴きました。

「洗面所のタオル掛けが取れちゃったんです。」

「修理お願い出来ませんか?」

内容を聞いてみると、タオルバーを留めるビスごと壁から引き抜けてしまったらしい・・・。

恐らく木材等で下地を設けず、アンカーを使っていると思われます。

「壁下地ビス」の画像検索結果

上の写真がアンカーです。

製品名は色々ですが、基本的に石膏ボード等下地にならない壁材に釘や木ネジを留め付ける際に用いる部材です。

これらを石膏ボードに打ち込み、中央のネジ穴に木ネジ等を留め付けると、先端が開いて引っ張っても抜けなくなります。

でも弊社では、あまり使っていません。

経年で石膏ボードが弱くなると、抜けることがあるからです。

石膏ボードの下に、合板や木材を入れておき、そこに釘や木ネジを留め付けた方が安全かつ確実です。

本来であれば、壁に穴を明け木下地を入れる必要があります。

当然、クロスの補修が必要になります。

もう当時のクロスはありませんから、1面を別の張り替える事になるでしょう。

四角く切って補修する手もありますが、あまりにも恰好悪い・・・。

費用だってそれなりに掛かります。

結局、簡易的な修理を行うことになりました。

現地の写真です。

こんな感じのタオル掛けです。

同じものが2箇所ありました。

そのうちの1箇所が、木ネジごと抜けています。

根本には、やはりアンカーがありました。

こんな場合には、これを使うと簡単に修理が出来ます。

どこでも下地』という製品です。

ホームセンターでも、手に入ります。

こんなパッケージです。

ポリウレタンが原料らしい・・・。

弊社にとっては、かなり身近な材料です。

だって硬質ウレタンフォームと同じですから・・・。

施工方法も、かなり簡単です。

以下、メーカーのHPから転載させて戴きます。

①ドライバー等で、石膏ボードに8~10mmの穴を開けます。

②スポンジを水に浸してかたく絞り、つまようじ等に巻いて穴に挿し込みます。

この時の出っ張りは10mmが目安です。

③ノズルを奥まで入れ、薬液を少しづつ注入します。

だんだんと手前に引くのがポイントです。

④スポンジに十分薬液が染みたら、90分程度放置します。

この時に、液ダレで壁を汚さないように注意しましょう。

⑤しっかりと硬化したら、出っ張った部分をカットします。

⑥ネジを留めることが出来ます。

この時の強度は35kgfとなっています。

kgf?

という方もいるでしょう。

35kgfなら、地球上で35kgのものにかかる重さです。

質量は重力が働いてようが働いていまいが変わりません。

でも重さは変化します。

耐荷重などを表示する際には、kgfが当たり前なんだそうです。

ちなみに最近は、N(ニュートン)を使う事が多くなっています。

昔、学校で習ったかなぁー?

実際の写真です。

アンカーを使っていたので、穴の径が大きいんですよね。

そこで濡らしたスポンジを何枚か重ねて使いました。

スポンジには、たっぷりと薬液を染み込ませてあります。

ポリウレタンは、空気中の水分と反応して硬化します。

だから、敢えて水を含ませる必要はありません。

でもスポンジを濡らしておけば、硬化時間が短縮できる訳です。

硬化するのを待つために、一旦現場を離れます。

あれ

タオル掛けが落ちた時に、壁クロスも破れたようですね

これも、後で補修しておきましょう。

午後一番、再度お邪魔して来ました。

早速、硬化したスポンジをカットします。

あまりにも硬くて、カッターナイフでは捗りません。

鑿を取り出しての、切削作業となりました。

ついでに、周りのクロス補修もしました。

あとは、タオル掛けを取付けるだけです。

取付完了です。

お昼を挟んで、作業時間は30分位でしょうか。

こんな小さな工事を行っています。

但し、弊社から車で15分以内が工事範囲です。

工事内容は、予算に応じてご相談させていただきます。

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