配筋工事進行中

緊急事態宣言発令中ではありますが、弊社現場は動いています。

『FPの家 K邸』では、基礎の配筋工事進行中

朝一番の現場は、こんな感じでした。

マスク姿の職人さんが、5人・・・。

各々の距離を確保しつつ、黙々と作業を続けています。

捨てコンクリートに墨を入れ、外枠を設置したのが火曜日でした。

いつも通り、鋼製型枠を採用しています。

同日ユニット鉄筋が現場に納品、そのまま配筋工事に移行・・・。

本日に至ります。

ユニット鉄筋と従来の現場手組み鉄筋とは違います。

鉄筋を現場に搬入し、職人が現場で結束線を使って組むのが従来の現場手組鉄筋です。

そしてユニット鉄筋は、事前に専用工場にて『管理された材料』を使い、『自動化された機械』により、切断・溶接・曲げ加工を行われた鉄筋が現場まで納品されます。

これを使用することにより、品質や施工精度の均一化を図れ、施工時間短縮による大幅なコスト削減も期待できます。

なんて書いてしまいましたが、もはや使うのが当たり前だと思います。

ユニットとは言え、現場での手組みが全くゼロという訳ではありません。

ユニット同志の繋ぎは手組みだし、耐圧盤の配筋も、手組みとなります。

その際に使う工具は、現場手組みとなんら変わりありません。

例えば『手ハッカー』&なまし鉄線(結束線)です。

これを継ぎ手部分もしくは交差部分に括り付けます。

手でクリクリするので、長時間使っていると手首が付かれますが、軽いし狭い場所での使用もOKという優れものです。

そしてこちらが電動結束機です。

メーカーの操作手順を、そのまま転載します。

 

クリクリしなくて良いので楽チンです。

でも、本体が意外と重いんですよね。

しかも、狭い場所には適しません。

もっと小型化出来れば良いのに・・・。

外周部の鉄筋の様子です。

主筋はD16、縦筋はフック付D10を200mm間隔に入れています。

耐圧盤はD13を縦横200mm間隔とし、これを上下2段に入れるベタ基礎が弊社の標準です。

写真中央の丸い物は、ドーナツ型スペーサーです。

これを入れる事で、型枠と鉄筋の間隔を一定に保つ事が出来ます。

この間隔を被り厚さと言います。

各部位により必要厚さが異なる為、設計図を確認しつつ適正なかぶり圧さを確保しなければなりません。

写真の場合、60mmを確保しました。

尚、弊社ではドーナツ型スペーサーをコンクリー打設前に取り外すようにしています。

写真は耐圧盤下側鉄筋と、捨てコンクリートの間隔を確保する為のスペーサーブロックです。

ここでは60mmを確保する事になっています。

以前に拙ブログにて、捨てコンクリートの必要性を書かせて戴きました。

「天端を平滑に仕上げる事で、被り厚さを確保できる。」

こんな内容だったと思います。

試しに、スペーサーブロックを使って実験してみましょう。

この写真では、スペーサーブロックをアスファルト上に置いてみました。

アスファルトを捨てコンに見立てて、ブロックの上に鉄筋を置くと、被り厚さは42mmになります。

今度の写真は、現場入り口に敷設した砂利の上に置いたブロックの場合です。

鉄筋と砂利の間隔は50mmあります。

なんだ、捨コンより大きいじゃん

問題ないでしょ

なんて思った方がいるかも知れませんね。

でも違います。

間隔が大きい所もあれば、小さい所もあるのが砕石です。

砂利の大小はマチマチですから。

しかも、この上に作業員が載ってしまったら・・・。

砂利は、重さで沈んでしまうかも知れません。

作業中の職人の足元を撮ってみました。

鉄筋間隔は200mmですから、内法は187mmしかありません。

踏むなと言う方が無理だと思います。

でも、捨てコンがあれば大丈夫です。

踏んだって沈むことはありません。

この写真は、耐圧盤上下の間隔を確保する為のスペーサーです。

これらのスペーサーを1.0m間隔で設置して、被り厚さを確保するようにしています。

外周部筋の下にも設置しています。

内部立ち上がり筋

地中梁筋

設計図の通りの仕様・配置で丁寧に施工します。

そうそう、上の写真をご覧ください。

赤丸で囲った部分を良く見ると、青い線が描かれています。

これ、鉄筋の墨なんです。

予め、捨てコンに墨を付けておくことで鉄筋の配置が確実に行えます。

間違いを少なくすれば、効率も上がります。

これも捨てコンを打設するメリットと言えるでしょう。

明日の午前中で配筋工事は終わる予定です。

瑕疵保険検査員による配筋検査は土曜日の予定です。

そして月曜日に、耐圧盤コンクリートを打設します。

基礎工事、着々と進んでいます。

 

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