隠密行動には不向きみたい・・・

いゃー、暑いですね。

久し振りに空調服を着て、現場を回りました。

それなりに涼しいんですが、ファンの音が結構します。

そのせいか、近づくとすぐにばれてしまいます。

隠密行動には不向きですね、空調服って・・・。

ちなみに14時現在の気温は36.6℃、湿度は53%になっていました。

絶対湿度20.6g/kgDAかぁー、もう少し空気がカラッとしてくれると我慢出来るんですよね。

練馬区平和台1丁目に建つ『FPの家 H邸』

今日は、屋根工事を進めています。

大屋根部分の下葺き材は、以前に葺き終えています。

弊社が採用している下葺き材は、ウルト社の『ウートップサーモNDプラス2SK』。

透湿防水ルーフィングシート、 ウートップ<SUP>®</SUP> サーモND プラス 2SK

なんだか、やたら長い名前ですよね。

いわゆる透湿防水シートに該当します。

3層構造のシート自身が、タッカー穴を塞ぎ、漏水を防ぎます。

シートの重ね部分にしかタッカーを留めない施工方法を採用しているので、2重に安全なんです。

接着剤が付いているので、接着用テープも必要ありません。

シートを野地板の上に仮置きし、剥離紙を剥がして貼るだけでOK

従来のルーフィングに比べて、タッカーの留め付けが少ないので、簡単そうに見えます。

やってみると、意外と大変なんですよね・・・。

何故ならシートが従来の物よりも大きいんです。

一般的なルーフィングの巾は1.0m、1本当たりの重さはおよそ24.5kgとなっています。

一方ウトップの巾は1.5m、1本当たりの重さは16.5kgです。

軽いのは良いんだけど、とにかくデカいんです。

その分、重ねが少なくなります。

重ねが少なければ、雨漏りの可能性も少なくなります。

タッカーの留め付け箇所も少ないので、タッカー針回りからの雨水侵入も当然少なくなります。

経年劣化の少ない高耐久製品で、120℃という高温環境でも高い粘着性を発揮します。

ちなみに低温側は-40℃から使用可能となっています。

シート表面のUV耐性は最大12週間。

この期間内に屋根を葺かなければなりません。

ちなみに今回は9日間。

何の問題もありません。

水は通さないけど、水蒸気は通すのが透湿防水シートの最大の特徴です。

屋内で発生した水蒸気を屋外に逃がすことで、野地板の劣化を防ぐことが出来ます。

外壁に耐力面材を張り終え、下屋の下地も完成したので、早速屋根を葺いてもらいました。

今回もディプロマットⅡを採用しました。

軽量で一般的に使われる亜鉛鋼板の3倍以上の耐久性を持つ『ジンカリウム鋼板』を基材としています。

そして1㎡あたりの重量は7㎏。

これは瓦の1/8、平板スレートの1/3に当たります。

屋根の重量を抑えることは、耐震性の向上に繋がります。

しかも上下左右の勘合部をしっかりと組み合わせる工法を採用しています。

これが耐風性能の向上に役立っているそうです。

しかも表面に吹付られた天然石粒が、いくつかの効果をもたらしてくれると言います。

①30年塗り替えの必要がありません。

➁強風時に雨水の横走りや毛細管現象を起こりにくくして、防水性を高めます。

③陶器瓦や磁器タイルと同じ製法で焼き上げられており、防火性を高めます。

④雪止め効果が大きいため、雪止め金具を設置する必要はありません。

⑤鋼板の表面を覆っているため、傷が付きにくく紫外線やサビにも強くなります。

でも鋼板って、パタパタという雨音が心配になりますよね

この石粒が、ここでも役立ってくれます。

そう、雨音を低減してくれるんです。

下葺き材と屋根材の間に『空気の層』があるのも、この屋根材の特徴です。

透湿防水シートと併用すれば、熱の侵入・雨水の侵入を抑えつつ水蒸気を排出してくれます。

ちなみにジンカリウム鋼板とは、アルミ55.0%・亜鉛43.5%・シリコン1.5%でメッキされた鋼板のことをいいます。

ガルバニウム鋼板の方が有名ですね。

ちなみにガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%でメッキされた鋼板です。

作業性が高いのも、魅力だと思います。

 

朝一番、荷揚げ機を使い、材料を屋根の上に揚げました。

まずは、ここで一休み。

水分を補給して、作業に取り掛かります。

軒先部分に板金を取付けたり

けらば部分に板金を取付けます。

準備完了です。

午前中いっぱいで、北側の屋根が終わりました。

午後は、南側の屋根を施工します。

最後は、道路側の三角形部分になる予定。

下屋部分は、月曜日になると思います。

雨が降らなければ、下屋も終わると思うんですが・・・。

中では大工さんが、気密処理を行っています。

2階妻壁の様子です。

FPパネルと躯体の接合部にアルミテープが貼られています。

1階床は、こんな感じです。

柱・間柱や筋交いと床板の接合部にも、アルミテープが貼られています。

張りの接合部や、構造金物との取合い部にも同様の処理がされています。

地味に思える作業ですが、とても重要な作業なんですよね。

こうした作業が、建物の気密性能を高めます。

そして、断熱性能や換気機能を担保してくれます。

この辺りのことは、構造見学会の際にお話ししたいと思います。

来週末の見学会の際には、色々な部位の気密処理をご覧戴けるでしょう。

建物のアチコチで光る銀色のテープは、意外とインパクト強いと思います。

 

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