板橋区徳丸1丁目のFPの家 O邸でC値測定を行いました。

10月08日付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋の天気は曇

ようやく雨が止みました。

やっぱり雨が降っていないと、楽ですよね。

傘を差さなくてもいいし、靴も汚れません。

でも地面がぬかるんでいる場合もあります。

気をつけないと、現場を汚してしまいます。

そんな中、板橋区徳丸1丁目の『FPの家 O邸』では『気密性能測定』を行いました。

気密性能測定とは、家の外皮部分にある隙間の合計面積を測る試験です。

今回は、減圧法を採用しました。

イラストのように送風機で室内の空気を外に強制排気し、内外気圧差を測定。

送風機で空気を捨てると、家の中の空気は薄くなります。

気圧が下がるんです。

でも隙間が大きければ、隙間から外気が入るので気圧は下がりません。

この下がり具合を参考にして、外皮の隙間を測るんです。

毎度お馴染みの気密測定技能者のK氏に測定を依頼しました。

現場に着くと、既に測定器の据付が完了していました。

マズイ、マズイ・・・。

早速、私も測定の準備を始めました。

まず最初に行うのが、天井に設置された換気システムのスイッチをOFFにする事。

 

そして自然給気口の蓋を閉じます。

第3種セントラル換気システムを導入している現場ですから、居室の壁にコレが設置されています。

次に天井に設けられた排気口を塞ぎました。

こちらは蓋が無いので、養生テープを貼って塞ぎました。

給排水設備の排水口は、基本何もしません。

でも封水が切れている場所がある場合に限り、テープで塞ぎます。

今回は、キッチンセットの排水口のみ塞ぎました。

レンジフードの給気口です。

レンジフード稼働時以外は電動シャッターが閉じるようになっています。

今回は、何もしませんでした。

レンジフード自体も、稼働しない時は電動シャッターが閉じるようになっています。

だから、特に何もしないつもりでした。

でも試しに測定器を稼働してみると、隙間から風が入って来ます。

今回は、隙間にテープを貼ることにしました。

これにて、準備完了。

さっそく、測定前の試験測定を行いました。

その結果です。

総相当隙間面積      αA=32㎠

隙間特性値        n=1.45

圧力差9.8Pa時の通気量  Q9.8=46.0㎥/h

圧力差50.0Pa時の通気量 Q50.0=142.0㎥/h

まあまあの成績でしょ

引き続き、2回目の測定に入りました。

今度はO様のご家族にも、一緒にご確認戴きます。

ついでに、気密性能測定の意義等をお話しさせて戴きました。

と言っても、話をするのは私では無いんですよね。

気密測定技能者のK氏に話してもらった方が、真実味があるでしょ

そして、そのまま測定に移行します。

いよいよ運命の瞬間です。

この瞬間は、何度経験してもドキドキするんですよね。

その結果です。

総相当隙間面積      αA=40㎠

隙間特性値        n=1.68

圧力差9.8Pa時の通気量  Q9.8=58.8㎥/h

圧力差50.0Pa時の通気量 Q50.0=155.0㎥/h

あれ?!

さっきよりも、隙間が大きくなっています。

n値の1.68も気になります。

玄関ドア、ちゃんと閉まってないんじゃない

確認してみると、案の定締まりが甘くなっていました。

出入りした際に、しっかりと閉めていなかったようです。

スイマセン・・・。

もう一度、試験をやり直してください。

そう、お願いして、試験を最初からやり直して貰いました。

3回分の結果をまとめて挙げておきます。

総相当隙間面積      αA=31㎠

隙間特性値        n=1.41

圧力差9.8Pa時の通気量  Q9.8=45.2㎥/h

圧力差50.0Pa時の通気量 Q50.0=143.0㎥/h

総相当隙間面積      αA=31㎠

隙間特性値        n=1.41

圧力差9.8Pa時の通気量  Q9.8=45.3㎥/h

圧力差50.0Pa時の通気量 Q50.0=144.0㎥/h

総相当隙間面積      αA=31㎠

隙間特性値        n=1.40

圧力差9.8Pa時の通気量  Q9.8=44.6㎥/h

圧力差50.0Pa時の通気量 Q50.0=143.0㎥/h

良かった・・・。

今度は、問題ありませんでした。

ちなみに、このお宅の延べ床面積は102.42㎡です。

でも屋根面が断熱・気密境界となるため、小屋裏の分を加味する必要があります。

小屋裏の気積は33.23㎥、これを2.6mで割ると12.78㎡となります。

これを延べ床面積に加えたものが、実質延べ床面積Sになるんです。

S=102.42㎡+12.78㎡=115.20

先程測定した相当隙間面積を、この面積で割ると『相当隙間面積C』になります。

そう、C値です。

①31㎡/115.20=0.269

②31㎡/115.20=0.269

③31㎡/115.20=0.269

C値は、3回の測定の平均値を採ることになっています。

今回は3回とも同じ値ですから、C値は0.269になります。

但し、小数点第2位以下を四捨五入して表示する事になっているので、C値は0.3㎠/㎡になります。

K氏が、こう告げるとO様ご家族は大変喜ばれました。

「凄いよ、凄い・凄い・・・。」

「でも、アセットさん的には普通なんでしょ

いえいえ、0.30.3㎠/㎡以下という結果を聞いてホッとしているんですから・・・。

なにしろ、引違い窓の多いお宅でした。

どうしても、引違い窓が多いと隙間が増えちゃうんですよね・・・。

https://www.assetfor.co.jp 

posted by  Asset Red

住所:東京都練馬区北町2-13-11  

電話:03-3550-1311 

東武東上線 東武練馬駅下車5分

ただいま、現場監督見習いを募集しています。

https://www.assetfor.co.jp/recruit/

上記をご確認ください。

練馬・板橋で注文住宅を建てるならアセットフォーへ資料請求
練馬・板橋で注文住宅を建てるならアセットフォーの見学会へ
  • 練馬・板橋で注文住宅を建てるアセットフォーのFacebook
練馬・板橋で注文住宅を建てるアセットフォーのホームページTOPへ